黄色い涙のレビュー・感想・評価
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嵐が5人そろったら嵐にしか見えない
原作は1960~70年代に青春マンガの巨匠と呼ばれた永島慎二の『若者たち』というマンガで、1974年に『黄色い涙』のタイトルでドラマ化され(すでに同名の『若者たち』というドラマがあったため)、それを中学生時代に観て感動した犬童一心監督が映画化したとのこと。嵐が5人なのに主要人物が4人なのは原作がそうだから(なので当時主演ドラマを抱えていた松潤が脇役となったらしい)。
しかし嵐が4人(もしくは5人)集まったら、どうしたって嵐にしか見えない。犬童監督の発案なのかスポンサーの要請なのかはわからないが、この仕掛けは完全に裏目に出たんではあるまいか。他の仕掛けもいまいち不発で、嵐も含めてそもそもあまり70年代っぽく見えないのも致命的。
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嵐5人が昭和時代の下町を舞台に生きた青春映画❗️
私が漫画史研究家として、撮影に資料協力した作品です。
舞台は昭和38年。
高度経済成長を迎えた頃の都会の青年達の青春群像を描く。
当時、映画【硫黄島からの手紙】の撮影を終えたばかりの二宮和也くんと嵐のメンバー5人が出演。
アイドルグループとして、嵐のメンバーが大ブレイクする直前に公開されたため、さほど話題にはなりませんでしたが、青春映画としては、素晴らしい出来映えです。
映画オープニングのタイトルに出てくる手塚治虫の漫画本や、出版社に山積みされている当時の雑誌は、全て私の2万冊に及ぶコレクションから撮影協力したもの。
撮影現場には、3日間、立ち合い、打ち上げにも参加させていただきました。
エンディングロールには、撮影協力として〔メトロポリス漫画総合研究所 本間正幸〕の文字があります。(笑)
夏の日におすすめの映画です。
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