「どこまでいっても地獄」ブラックブック marさんの映画レビュー(感想・評価)
どこまでいっても地獄
地獄をつくるのも人間なら、そこから救うのも人間。んでやっぱりまた地獄に突き落とすのも人間っていう。
もはや大河ものと言っていいんじゃないかってくらい壮大な物語。
主人公の、あの涙が出ないっていうくだりから後半の感情の洪水。戦争っていう大事件なんだけど、渦中にいる間は身近すぎてその重大さが分からないみたいな。
人間の性というか業というか。しょうもないけど愛おしいみたいな、不思議な感覚の残る作品だった。
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