「セルタネージョの希望の星」フランシスコの2人の息子 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
セルタネージョの希望の星
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ブラジル音楽と言えばサンバやボサノバと思っていたらセルタネージョという歌謡曲のようなカントリーミュージックも人気が高いと知って勉強になった。
息子を歌手にさせたいのは父親の夢、歌の世界で一発逆転、子供たちには小作人の惨めな暮らしはさせたくないという悲願だった。ところが楽器は工面するも音楽知識はまるでなく鶏の鳴き声に惹かれて子供に生卵を飲ませるエピソードも実話と言うから苦笑せざるをえない、息子の出来が良かったのは幸いだった。
貧乏人の子だくさんというが7人もの子宝に恵まれたのは良いが子育ての苦労は並大抵ではない。不幸続きの人生でもたまに幸運の女神が微笑むことがありそのチャンスを掴めるかどうかはやはり日頃の努力なのだろう。
本国では大ヒットした映画、ゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノが成功を収めた人気歌手というのは殆どのブラジル人は知っているだろうから苦労の過程も希望の星として共感して観ていられるのだろう、知らない身としては途中切ない思いばかりさせられて疲労困憊してしまった。
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