劇場公開日 2007年3月17日

「こんな事でしか意表がつけない」アンフェア the movie ビン棒さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5こんな事でしか意表がつけない

2024年3月28日
PCから投稿

中盤までくると、消去法で犯人は絞られてくるが、

「この人が犯人ではあんまりだろう」

というオチになるので、ある意味 確かに「どんでん返し」的。
しかし こんな事でしか、観客の意表をつく事ができないとは情けない。

「意外性」を追求するあまりとはいえ、『何でもあり』では ひど過ぎる。

そもそも国家権力なら ”手元にある”パソコンの暗号ぐらい解けるだろう。
裏で工作して『罠』をしかけるよりよっぽど ☆簡単☆。
一ジャーナリストが、凄腕のハッカーばりの事が実現できるのだから。

/自分でやったか 雇ったかはわからないが、USBに仕込んだものといったら … ソフト、ハード、炸薬、通信機(当時 機密の入ったパソコンはスタンドアロン)
更に、受信設定、位置情報取得、スマホへの情報転送、表示。/

これらが実現できる一方で、犯人側が画策するのは「連続殺人」「スパイ」「・・」
手は込んでいるが … 「ソコ」じゃないだろ!

観客の裏をかくのなら、もっと犯人にも頭を使わせてほしい。

確かにこの映画はアンフェアだ

ビン棒