「映画「デジャヴ」は藤子・F・不二雄的SF」デジャヴ Kadwaky悠さんの映画レビュー(感想・評価)
映画「デジャヴ」は藤子・F・不二雄的SF
ジェリー・ブラッカイマー製作、
トニー・スコット監督、
デンゼル・ワシントン主演の「デジャヴ」は、
クライム・アクションサスペンスに
ミステリー要素を盛り込んだような作品だと誰でも想像するだろう。
ぼくも普通にそう思っていたし、予告編でもその程度にしか感じなかった。
それは作り手の意図ではあったと思うが、
まさか近未来SF、
それも藤子・F・不二雄曰く「SF(すこし不思議なお話)」の方だったとは・・・
詳細を語るとネタバレになるので、これ以上作品については触れないが、
映像はさすがにすばらしかったし、展開も飽きさせなかった。
特にこのお話のキーとなる「アリス」を使った犯人の追跡劇は
特殊な設定を思う存分使って、おもしろい映像に仕上がっていると思う。
それに比べれば、ラストはいくつもの映画をなぞるような
平凡なものになってしまったのは否めないだろう。
特に、デンゼル・ワシントンを飛ばすシーンなんかはチープな仕上がりで残念だった。
コメントする