バッテリーのレビュー・感想・評価
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感情移入できんかった
暇なので、HDDに溜まった録画映画を消化中。
スポ根モノかと思ってましたが、そんな感じでもなく。主人公の言動とか、母親の態度とか、何かしっくり来ないというか。微妙に現実離れしてるというか。
全く感情移入できないままだったので、終盤、音楽やらセリフやらに煽られても、さっぱり心に響いて来なかった(^-^;
何なんだろうな~この感じ。いろんな要素を中途半端に詰め込んで、さあどうぞ泣いて下さい、こんなん見せれば泣くんでしょ、みたいな。
穿った感想かもしれませんが、そう思ってしまいました。
来ました反則映画。泣いてください。 原作がいいんでしょうね、そら売...
少年たちの話か一人の天才少年の能力の話か
総合:65点
ストーリー: 60
キャスト: 70
演出: 65
ビジュアル: 70
音楽: 70
高い能力がありながらそれをもてあましている主人公とその家族との人間関係、あるいは綺麗な田舎の風景とその地域の人々との関係。主人公の性格と能力と幼さがもたらす友情や摩擦。そのようなものがよかった。
野球部の監督に髪を切って坊主にしろと言われ「髪を切れば少しでも球が速くなるんですか」と言い返す主人公の性格がいい。彼には野球しかないしそのためにまっすぐひねくれている。個人的には自分もそのような少年であったためによくわかる。
その反面、物語において主人公の能力には疑問があった。成長期の少年にとって、一歳の年齢の違いによる能力差は大きい。特別体格がいいわけでもなくまだ変化球も投げられない中学一年が、直球だけで三年生をも次々と黙らせる投球をきっちりする。少々信じがたい話であり、相手チームの登場人物が中学生にしては老けているのもあって違和感があった。
それに主人公はこの天才的な能力ゆえに我儘が許されたり魅力があったりする。もしこれがちょっとだけ優秀な投手くらいだと、ここまでの映画になっただろうか。一人の少年としての主人公よりも、投手として天才な少年の能力に物語の焦点があたりそこに頼りすぎている気がする。少年の理解されない苦悩や友情や野球の喜びがその分削がれているのが気になった。その割りには舞台は日本最高峰で自分の能力を試すわけでもなく、田舎で練習試合をするだけなのは拍子抜け。
名優人が脇を固める。
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