劇場公開日 2007年3月3日

「メリル・ストリープの歌唱力♪」今宵、フィッツジェラルド劇場で kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0メリル・ストリープの歌唱力♪

2020年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 カントリー中心の音楽。次から次へと歌手が登場し、ローテーションで繰り返される。メリル・ストリープがなかなか歌が上手いことにも驚かされる。レフティ&ダスティのカントリーコンビはジョンCライリーとウディ・ハレルソン。歌詞をしっかり読まないと面白さがわからないところがつらかった。

 ロバート・アルトマンの遺作であるということを事前に知っていれば、ラジオショーの終りがまるで彼の映画人生の終焉そのものを表現しているようで哀愁を感じるのですが、何も知らない人が観たらどう感じるのか・・・3代続いて新人歌手となるリンジー・ローハンがその役目を担うのだろうけど、後日談からすると歌手にはなっていないようだし・・・

 途中、楽屋で静かに死ぬL・Q・ジョーンズが悲しいけど、最終回には色んなことが起こるものだ。そして白いトレンチコートの天使ヴァージニア・マドセンがラジオ番組を愛した女性という設定なので、冷静に見ている一人。なぜだか冗談もお好きなようでした・・・

kossy