劇場公開日 2007年2月24日

「正統派ではないけれど、純愛映画だと思います。」さくらん Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5正統派ではないけれど、純愛映画だと思います。

2013年4月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

この映画、正統派ではないけれど、実際のところは純愛映画だと思います。

正統派の純愛映画って、ベタベタになってしまうので、いろいろなコロモをつてけているだけです。

ラストシーンがとてもよく、本当の愛にめざめ、自由になりましたって感じのハッピーエンド風になっており、最後のセリフがとても印象に残りました。

久々にいいものを見せてもらった気分になりました。

しかもこの映画のラストシーン、埼玉県幸手市の権現堂桜堤で、埼玉県民的にも、感動させてもらいました。

たしかにPVのような雰囲気はありましたが、映画の途中で、PVが入っている感じで、二倍楽しめました。

なによりも、土屋アンナさんが、かっこいいです。

かわいいとか、きれい、ではなく、かっこいいです。

ほれぼれしました。

きよ葉って、中身は、完全な男性キャラとして設定されていると思います。

体は女性だけど、心は男性のきよ葉が、女の世界で、いろいろなギャップに悩みながら、頑張っているみたいな印象を受けました。

なんだかその感じに、土屋アンナさんの、うまいんだか、へたなんだか、よくわからない演技がよくマッチしていて、リアルなはずないのに、妙なリアル感を出していました。

この役は土屋アンナさんしか考えられないでしょう。

私は原作読んでいないので、原作と比べて、どうのこうのとは言えませんが、映画としてはよくできていると思います。

ずばぬけていいという程ではないけれど、十分楽しめる、面白い映画と思います。

Push6700