「一部の女性には楽しめる映画・・・」さくらん Kobyさんの映画レビュー(感想・評価)
一部の女性には楽しめる映画・・・
2008/05/31 鑑賞
この作品は今回初監督となる写真家の蜷川実花が監督を務めた映画らしいんだけど、まさに「写真家が作りました」っていう印象がすっごく強かった。
止まった画が多く、動画(カメラワーク)の良さを全く活かしきれていないのが残念。
だけど、スチルにおいてはさすが写真家。
場面が切り替わった一瞬の画には目を奪われる程の映像美をみせるシーンもいくつかある。
だけど全体的には演出も弱いため、こじんまりとした映画に感じてしまい、鑑賞する前に思っていた派手さもそれほどでもなく、フツーの映画といった感じ。
それと、この映画で何よりも残念なのは完全に場違いな音楽!
気にならないシーンもあるが、いくつかの場面では完全に作品の雰囲気を音楽が崩していた。
とあるサイトでこの映画は「女性たちによる今どきの女性たちのための映画」と書いてあったが僕もまさにその通りだと思った。
監督の蜷川実花、原作の安野モヨコ、主演の土屋アンナ、音楽を担当した椎名林檎。
これら豪華女性人に憧れを持てる女性ならこの作品を楽しめるのかな・・・
2008/05/31
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