劇場公開日 2007年1月27日

「【”幼い息子の為に、パパ物凄く頑張るの巻。”貧者から富める者へ。この話が実話なんだから、驚くよねえ。】」幸せのちから NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”幼い息子の為に、パパ物凄く頑張るの巻。”貧者から富める者へ。この話が実話なんだから、驚くよねえ。】

2024年8月22日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■1981年のサンフランシスコ。妻リンダと息子クリストファー(ジェイデン・スミス)と暮らすクリス・ガードナー(ウィル・スミス)は高級医療機器骨密度スキャナーのセールスマンとして生計を立てていた。
 だが、仕事がうまく行かず、家計はドンドン苦しくなる。
 愛想を尽かした妻に去られ、家賃の滞納でクリスは、自宅からも立ち退きを命じられてしまう。

◆感想

・クリス・ガードナーを演じるウィル・スミスが、兎に角、走る。車が行き交う中。地下鉄のホーム。凄いスピードで走る。
 頻繁に盗まれる高級医療機器骨密度スキャナーを追い掛けて走る。

・妻に去られ、クリストファーと無料宿泊所に泊まるために行列に並ぶシーンを始め、アメリカの貧富の差を描きつつも、経済的弱者を護るセーフティネットワークがギリギリ機能している所をさり気無く見せるシーンの数々。

・一流証券会社の正社員になるために、半年無給で働くシステムも、如何にもアメリカらしい。そして、合格者はたった一人。

■勿論、クリス・ガードナーが正社員になるシーンは素直に感動する。だって、その前に一時間半近く、彼が苦闘する姿を見ているからね。
 それにしても、クリス・ガードナーを演じるウィル・スミスが醸し出す明るいキャラクターには、救われる作品である。
 でないと、前半はちょっとキツイよ。
 ウィル・スミスの人柄の良さが出ている、証券会社での顧客獲得のために、電話を置かずにかけまくる姿や、忙しいのに上司に色々と言い付けられても、必死にこなす姿も良かったな。

<時折映される、幼きジェイデン・スミスの可愛い寝顔。親だったら、子供の寝顔を見て頑張ろうと思うよね。
 今作は、アメリカ証券会社の厳しさや、社会の貧富の格差を描きながらも、親子の絆もキチンと描いている所が良いね。
 嘘みたいな、ジェットコースターサクセスストーリーだけど、実話がベースなんだから、驚くよね。
 さあ、明日からオイラも仕事を頑張ろうっと。>

NOBU