「闇から出ようとしない少女と、闇に逃げ込んだ男。」暗いところで待ち合わせ 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
闇から出ようとしない少女と、闇に逃げ込んだ男。
クリックして本文を読む
闇から出ようとしない少女と闇に逃げ込んだ男
乙一原作のこの作品は題名からもオードリ・ヘップバーン主演の『暗くなるまで待って』にインスパイヤーされているのはおそらく間違い無いのでは?本人のみぞ知る所ではありますが。
静かな中に沢山のサスペンス溢れる場面があり、次第にお互いを必要と感じてくる辺りは見応えがありました。田中麗奈はこれまで苦手な女優さんだったがこの作品の演技は素晴らしかった。
天願監督は、偉大な父親が油コテコテでパワー漲る演出力だったのに対して意外にも抑制の効いた静謐な演出でとても良かったですね、あの場面までは…。
幾ら何でも佐藤浩市のあの人物像は無いんじゃないの?何て突っ込みを入れながら観ていると伏線に気づか無い畏れがあるので注意が必要ですね。だって、その後の笑劇…衝撃が強すぎますから。
ありゃ!凄すぎですよΣ( ̄□ ̄)!
今度から彼女を見たら《井○‘グエ○ル’遥》と呼ぼうかな…原作は未読だったけど何となく「別人だよなぁ〜」とは思ってはいたが、その程度だっただけに物凄い笑劇…いや〜!“衝撃的な破壊力”でした(笑)
(2006年12月5日シネ・スイッチ銀座1)
コメントする