「拾い物だった」暗いところで待ち合わせ こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
拾い物だった
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タイトルから暗くなるまで待ってのリメイクだろうかと
思っていたが、乙一の原作の映像化だったんですね。
だからというのでもないだろうけども
小説であれば気にせず読み進めただろう場面。
映像で見ると、いくら全盲としてもその距離ならば
気配も匂いもわかるだろう、とツッコミ入れたくなる箇所も何点か。
前半は進みも正直かったるいのだけれども
互いの存在を勘づくあたりから
ぐんと話は面白くなり、
希望のある終結を迎えるまでに収束して
盛り上がっていく。
日常に溶け込めない青年役として
台湾の俳優さんを起用したのも効果的だし、
田中麗奈の盲目の演技も予想以上に良い。
面白くて拾い物だった。
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