「これは、知りたくなかった」椿山課長の七日間 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
これは、知りたくなかった
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映画「椿山課長の七日間」(河野圭太監督)から。
原作者の浅田次郎さんが、本当にこれで納得したのだろうか?
書籍(同名・朝日文庫刊・405頁)を読んだ後に、
この作品を鑑賞したので、驚くことばかりであった。
たしかに400頁を超える小説を、2時間足らずの映像にするのは
いろいろな部分をカットしたり、再編成したりするのだから、
原作を忠実に再現するのはむずかしいと認識しているけれど、
小説を読んでメモした台詞は、ほとんど出てこない。(笑)
多くの未練を現世に残したまま突然死してしまった椿山課長が、
3日の黄泉がえりを許され、姿を変えて現世に戻り、
仕事や家族について、未練を断ち切ろうとするのだが、
生きている時には気付かなかったことが、どんどん明るみになる。
そんな時、主人公が呟く。「これは、知りたくなかった」
この一言を、気になる一言として選んでみた。
実は、自分が思っているほど、愛されていなかったり、
逆に、感じている以上に愛されていたり、複雑な想いが募るだけ。
死んだら未練を残さず、あの世へ行く方が良さそうだ。(汗)
今回は、脚本の失敗だな、たぶん・・。
P.S.
主人公の伊東美咲さんと、中山美穂さんの区別がつかなくなってしまった。
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