「見事、最後に泣かされた。」手紙 まーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
見事、最後に泣かされた。
弟の直貴(山田孝之)の学費のため、兄の剛志(玉山鉄二)は強盗殺人を犯してしまう。
直貴は、無期懲役の刑に服している兄から月に一度の手紙が届くが、「強盗殺人犯の弟」という運命に苦しむ。
数度にわたる引越しと転職。
祐輔(尾上寛之)とコンビを組んだ漫才も解散。
恋人の朝美(吹石一恵)とも別れさせられ、兄貴がいる限り俺の人生はうまくいかないと思い悩む。
そんな中でも、リサイクル工場の時から、由美子(沢尻エリカ)の深い愛情に救われたきた直貴。
家電量販店の社長(杉浦直樹)からの温かくも厳しい励ましに立ち上がる。
兄への最後の手紙のあと、祐輔に誘われ、刑務所の慰問で漫才を披露。
そこには兄がいた。
漫才のネタで兄への愛を語る。
泣き崩れる兄。
観ているこちらも涙が自然と流れ落ちる。
「言葉にできない」の曲が流れる。
感動が倍増する。
犯罪加害者の家族の人生を丹念に追いかけた作品で、観て良かった。
沢尻エリカの一途な演技が素晴らしい。
出番は多くなかったが最後の玉山鉄二の演技に感動した。
もちろん、山田孝之の丁寧な感情表現に絶賛を送りたい。
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ひなさんのコメント
2025年4月14日
まーさんさま
ラスト?の刑務所での慰問の漫才のシーン。
玉山鉄二さんが身体を震わせて泣きながら全身で嗚咽をこらえる姿を、今でも忘れられません😢
東野圭吾さん原作の映画では、『容疑者Xの献身』が好きです。
レビューアップしていないので、プロフィールの生涯ベスト5に追加してみました😂