ただ、君を愛してるのレビュー・感想・評価
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この映画がきっかけで写真が好きになった人も多いのでは?
宮﨑あおい演じる静流がとにかく可愛い。
無邪気な静流と、誠人の自然な演技に引き込まれます。
また写真をテーマにした映画なので、随所にカメラが出てきます。
静流の使っていたAE-1やF-1など、ファンには堪らないんじゃないでしょうか。
引く…
感動の要素は、人それぞれあるとは思いますが、私は全く感動せず。
誠人の身勝手さに引きました。
メガネかけて髪バサバサの静流には、どれだけアプローチをかけられても、美人のみゆき を追いかけていた誠人が、
メガネを外しかわいくなった静流にキスをされたら、今度はみゆきから静流に気持ちを移す、身代わりの速さ。
最初に、横断歩道で静流の写真を撮り、プリントして、家の壁に貼る行為も、普通に考えたら気持ち悪い行為。(後に友達になってるから正当化されてるように見えるだけ)
役者、監督以前に、ストーリーに深みがなく、まったく入り込めませんでした。
宮崎あおいの演技は好きなんですけど、彼女の魅力を出し切れていないのも勿体ない。
結末がわかってるのに、なんどでも見てしまう。そのたびに健気な静流が...
結末がわかってるのに、なんどでも見てしまう。そのたびに健気な静流がかわいくて愛おしくて、大好きになります。恋愛映画だけど、恋愛映画というくくりで見てほしくないです。
なぜ何回でも見れるのか自分でも不思議になるんですが、きっと静流の存在したその時間が僕の中でも大きなものになっていたからだということに気付きました。恋愛映画苦手という人は食わず嫌いせずに見てほしいです。
切なくもほろ苦いラヴストーリー
ただ一度のキス。ただ一度の恋…
遺伝としての病気とはいえとてつもないシナリオに挑んだ今作。
初めは宮崎あおいの演技が鼻につくも、全体見終わった後ではあれは必要だったんだなと思えば思うほどに愛おしく愛おしく、繊細に心に染み渡っていく。
また、玉木宏の演技も素晴らしい。
あおい演じる静流との取り留めのないやり取りの中にも惹き込まれるものがありこれで付き合ってないのかと疑問に感じる部分すらあった。
エンドロールの曲の入りも素晴らしい。
これまでの流れを全く壊さずあくまでも自然に気がついたら流れている。
この静流という役を演じられる女優は宮崎あおいだけであり唯一無二のナンバー1女優である。
幼さ鈍さが残酷
成長しない病気だから大人になるのを待っててねと言われていたのに、実際は成長してしまうと病も進行して死んでしまうから成長を止めている病気だった。
誠人は静流の発言は全て信じて受け止めていたし、誰がそれすら嘘だと疑うか。誠人は静流ともっと関係性を進めていれば良かったのか?そうとは思えない。気になる黒木メイサにも、見惚れるだけで少し奥手の誠人はそれが純朴な良さであり、これがチャラ男だったら静流も好きにはならなかっただろう。
そして黒木メイサも、あざとくなく、正直で素直な子。悪役要素は何もない。ただ、付き合っているかすら怪しいのにウェディングショーに誘うのはちょっと重いかな。
大切な人が目の前にいるのは当たり前ではないと言う事はビシビシ伝わってくるけれど、既に同棲までしてたくさん会話していたんだしお互いに思いやっていたんだし、何をしておけば良かったのか。
最初に片想いしていた黒木メイサとの関係をとっとと終わらせて、静流に告白して大人の関係に進んでおけば良かったという事?黒木メイサも静流も誠人の気持ちを待っている受け身な感じで、だからといって出し抜こうとか取り合おうとかは特にないし、誠人は自らの心の中で誰が一番大切か、まだ気持ちの整理が済んでいなかったのだから、無理に黒木メイサや静流との相関図を整理しておく必要はなかったと思える。
何をどうすれば静流を失わずに済んだのか、わからないところに純愛を感じさせる作品。
とはいえ、誠人のキスの捉え方はとても軽い。黒木メイサともしてるけど、減るもんじゃないし静流とも別にいいよみたいなノリ。キスする直前に静流がメガネをはずした顔を見て初めて、想いを自覚し女性として見始めたという感じ。もしもお腹に薬を塗る皮膚病を抱えていなかったら、チャラ男になっていたんじゃないかな。
静流は、命と引き換えにしても構わないほど誠人を好きで、いつか成長した姿を見て貰う事にした=いずれ死ぬから、誠人に愛された瞬間を写真に収めて遺しておきたかったのだけれど、誠人側はそんな事はつゆ知らないから、精神年齢がまだ幼く素朴で鈍いまま静流に接しているところがキモでありとても残酷でありとても純粋。
消息不明の静流を同じ家で3年待ち、静流が亡くなってから彼女の意図を知り、静流の嘘にもう少し浸る事にした誠人は、次の恋はできないんじゃないかな。誠人にとっても、人生で一番の人になったのだろう。
黒木メイサの仲良しメンバーはのだめの脇役も出演しているがそれぞれキャラは別人。
主演は玉木宏と宮崎あおいの、ふとしたきっかけから大学一年生で出会っ...
主演は玉木宏と宮崎あおいの、ふとしたきっかけから大学一年生で出会った二人。素朴な洗練されてない不器用な時期の出会いは初々しい。だが、玉木の役どころは黒木メイサの役どころに心惹かれている。それが宮崎の役どころには複雑だ。玉木のほうは、黒木や小出恵介や青木崇高らの男女グループの仲間が出来たりする。青木のブレイクはつい最近だと思うが。宮崎と玉木で、女性のほうが男性のほうに惹かれている展開である。女は将来すごい女になったらどうすると男に問いかける。玉木の役どころのほうは黒木の役どころのほうに夢中だった。玉木の趣味だった写真撮影によって、宮崎も撮影が好きになるが、玉木と黒木が一緒に歩いているところに遭遇する。
二人きりでいたい宮崎は逃げていってしまう。三角関係のような状況なのだ。黒木が綺麗で性格も良い事への嫉妬もあった。「どうしてあの人を連れてきたの?ここは二人だけの場所じゃなかったの?あたしたちだけの大切な場所じゃなかったの?」困った顔をする玉木。ところが宮崎と黒木は仲良くなってしまい、驚いて玉木が宮崎に聞くと、「好きな人が好きな人を好きになっただけ」と答えた。ややこしいような、三人の関係。恋愛手前の友情関係のような。そんな人達に就職の時期が近づく。そんなある日、女性と感じてないままカメラの現像のために宮崎を1度自宅に連れていた玉木だが、二年後になんとなくまた泊めてしまうが、宮崎は初めてだけどいいのよと玉木に性行為を求めようとするが、玉木は相手にせず、ふてくされる宮崎。それに爽やかに笑う玉木。ここら辺に大好きな男性ならと貞操にいい加減な現代の女性観がみられるが、本気であったのだろう。
その後、宮崎のほうが玉木を部屋に誘い、乾杯して、それでも玉木は宮崎をまるで女としてはみない。宮崎のほうは料理に自信あるんだとアピールする。女性のほうが肉体をアプローチしてきても、手だしすることなく、しょうがねえなあと笑っているような男性は魅力的だと思う。玉木は本命の黒木にも誘われた。にやける玉木。にやけのそばには宮崎がいて、玉木はカメラマンになろうと思うが、君もやらないかと持ち掛ける。応じる宮崎。だが次の日曜は黒木のほうが先に約束があると玉木が言うと、宮崎はふてくされてしまう。だが、黒木とのデートの服装をアドバイスしてくれたりする。性的には成熟していながらの大学生というのは難しい時期だろう。そこで崩れてしまう人達もいる。ウエディングショーを観る玉木と黒木。玉木のうちで玉木が撮影した最初の出会いの宮崎が写った一枚をみて喜んで留守番している宮崎。黒木メイサの絶頂期だったか、ウエディング姿が観られる。玉木もタキシードというのか、それで一緒に記念撮影する。うれしかっただろう。そのイベントを終え、うちに帰る玉木。待っていた宮崎。歯が抜けていた。玉木のうちに泊まりながらも、黒木だけを思いなさいと肉体関係もなく言う宮崎。しかし誕生日プレゼントにはキスが欲しいという。
玉木とキス出来たらうれしくて死んじゃうかも知れないとさえいう。玉木は黒木とは五回キスしていると嘘をつく。キスは写真撮影の企画としてやるのだという。「誕生日いつ?」「明日にしよう」そして翌日の朝。モデルとして玉木と宮崎はキスをする。こうしたトリッキーな方法を編み出して。そして初めて彼の前で女性は眼鏡を外す。すると彼が少し驚く。それは宮崎あおいである。可愛いだろう。緑の森の中で1分にもなるような長いキスをした。こうした描写を美化して捉えるか、複雑なこの年代の男女関係。女性は男性が去る前に聞く。「今のキスに少しは愛があったかな?」授業に遅れた男は、ぼおっとしてしまっていた。そしてなぜか、「さよなら。今までありがとね」と書き残した冷蔵庫に貼られたメモ。驚いて学校の総務に行くと、昼間に女性は自主退学を届けたと言う。
仲間との卒業の手前、玉木は宮崎をずっと待つといい、黒木は私の失恋だねと玉木に言う。そして玉木はカメラマンになった。ある日、玉木に宮崎からの手紙が来て、アメリカにわたっていたら、なぜか黒木がきて、玉木と再会し、黒木は宮崎と半年一緒にいたという。今日は都合で宮崎は来られないが、宮崎の個展が始まるのだという。ところが、アメリカに渡ってまでのその時期に、宮崎の役、里中静流は先月、死んだばかりなのだと知った。黒木の役の富山みゆきの部屋で、それを伝える里中の父親からの留守電を聞いてしまった玉木の役、瀬川誠人はみゆきに、静流はどうしたんだ。と詰め寄る。本当のことを説明するみゆき。先天的な病気を持っていたのだという。そして誠人は静流の写真展に入る。そこには、多くの静流の撮影した写真があり、中に誠人を写したものが幾つもあった。そして大きな静流自身の写真が飾られていた。それを見つめる誠人。それは突然静流がいなくなってからわずか2年後の事だった。あの時の写真の下には、「生涯ただ一度のキス、ただ一度の恋」と書かれてあった。
ちょっと予想外
宮崎あおいのわざとらしい演技が、最初のうちは鼻についたが、徐々にそれにも慣れ、最後の方はとても可愛らしく感じてしまった。
そのため、玉木宏演じる主人公同様に、成長した彼女に出逢うのを楽しみにしていたのだが、予想外の展開に。えぇ〜そうなの!言われてみれば、彼女の家族の話とか伏線はあったけど。
黒木メイサ(まだこの頃は大根役者)含め何でもっと早く伝えたり、会わなかったのか。ちょっと理解に苦しむが。
あと、どうでもいいけど、玉木宏の薬の話っている?彼が人見知りになった遠因だとは思うけど、全く効果的なトピックとしても使われていなかったし、邪魔なたけだった。
悪くは無かったけど、評判程では無かったかな。
綺麗に透き通った心
純情な恋で、感情が透き通っていた。
誠人を気持ちがいいほどまっすぐに一途に想う静流のしぐさや言動がかわいくてみれば宮崎あおいさんのファンになるであろう作品。
特に、「絶対、絶対!後悔するんだから!」というセリフに個人てきにグッときました!
そして、人を愛することにまっすぐに向き合い素直になろう!そう思える。
静流が生涯たった一度の恋によって
病気が悪化すること覚悟で大人になろうとして最後には死んでしまうところは切なくて泣けましたが、誠人も静流も報われなさすぎるような気がしたのが少し悲しすぎました、。(静流は満足とまではいかないけど納得していたとは思うけど)
この映画好き!
もう3回目くらいになりますが、
ビジュアル的にも内容的にも本当に好き!
今更ですが買おうかなって思うくらい
大人に成長したら死ぬ病気ってなに?
というコメントを見ましたが、
よく観てない証拠。
成長と共に病気も悪化していくからという病気であって、そんな病気とは一言も言ってません(笑)
すごくベターな話しでもあり、ビジュアルが美しいので何度もみたくなります◎
私は好き。
純愛映画で一番好きな作品です。 あまり見返すことをしない私ですが、...
純愛映画で一番好きな作品です。
あまり見返すことをしない私ですが、この作品に限って、その週に3回も観直してしまいました。
なんといっても宮崎あおいさん演じる静流の演技というかセリフ、しぐさなどが観れば観るほど最後を思い出させて悲しくさせます。
でも、ラストはなぜか心が晴れて、背中を押してくれるそんな作品です。
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