そうかもしれないのレビュー・感想・評価
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終焉の時
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仲睦まじい老夫婦だが妻は認知症になり老人施設へ、夫はがんになり入院、末期の夫を尋ねた車椅子の妻が介護士に「ご主人ですよ」と言われ、長い沈黙の後、「そうかもしれない」と呟きます。
夫婦愛を綴った感動物語なのですが、歳を経れば誰にでも訪れるだろう終末、とにかく切なくて辛い話だから万人向けという訳にはいかないでしょう。
脚本・監督の保坂延彦さんは、歌手のもんたよしのりさん主演で映画(愛しき日々よ1984)を撮っている人だから歌手の雪村さんや落語家の春團治さんとか、専業ではなく畑違いの人を使ってリアリティを出したかったのかもしれませんが、意外性で注目を引こうというプロデューサーの方針かは定かでありません。まあ、味は出ていました。
人生の終末は儚く辛いかもしれない、だからこそ今を大切に生きなさいということでしょうかね。
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