ハイジのレビュー・感想・評価

2021年7月17日
映画 #ハイジ (2005年英)鑑賞

#アルプスの少女ハイジ をギュッと104分に圧縮してるんだけど、まあそれはそれでストーリーはきちんと成り立ってました
#マックス・フォン・シドー に単なるおじいさんを演じさせる訳にはいかなかったんだろうな。いわく付きの過去を付加してた！

最近公開されたハイジがもうＴＶ放映かと思ってみたら、とっても良かった。
全体に映像が暗くて最初は馴染めなかったが徐々に物語の展開に引き込まれた。
とても得した気分になれる秀作。最近作も見たい気にさせられました。

ｱﾆﾒの【ｱﾙﾌﾟｽの少女ﾊｲｼﾞ】は再放送で何度も観てるけど
とっても大好きでした。
なので映画版が地上波放送されてて興味を持って録画しました。

■原作に沿ってるけど展開早すぎ
ｱﾙﾑおんじの家に来てから、ｾﾞｰｾﾞﾏﾝ家に行くまで早すぎ。
山で過ごしたｼｰﾝが少ないのでﾊｲｼﾞが山を恋しがって夢遊病になるのに違和感。
ｱﾆﾒを知ってる方なら理解出来るだろうけど観てない人には不可解だと思います。

■景色がｲﾏｲﾁ・・・
ｱﾙﾌﾟｽの山の景色が・・なんか天気悪くて暗い(；´∀｀)

■ﾕｷちゃんもﾖｰｾﾞﾌもいない
羊はいるんですけどね・・

■配役は良かった方だと思います。
ﾊｲｼﾞ以外は配役はｱﾆﾒのｷｬﾗに忠実でした。
ﾊｲｼﾞだけちょっと天真爛漫さが物足りなかったですね。
ちょっとﾜｶﾞﾏﾏで天然ﾎﾞｹで素直で・・
時々ｲﾗｯとする言動が多い子なんですﾊｲｼﾞってｗｗ
でもなんか憎めない可愛い子。それがﾊｲｼﾞなのよねぇ～～

■やはりｱﾆﾒの方が素晴らしい
やはりｱﾆﾒで長～～く見てきたからこそﾊｲｼﾞに感情移入できるわけで
映画の尺では少し気持ちが入り込めませんでした。
意地悪なﾛｯﾃﾝﾏｲﾔｰさんも、映画では嫌われ役ですが
ｱﾆﾒを見れば実は良い人なのですよ。子供の頃ｱﾆﾒで見てた頃は
ｳｻﾞｲBBAだな・・って思ってたけど大人になってｱﾆﾒ見たら
この人ﾊｲｼﾞが大きくなって困らない為にしつけてたんだなって。
あの時代は階級によって貧富の差が激しい時代ですもの。
ｸﾗﾗを守りたいという愛情も人一倍あった人。
職務を忠実に全うしてただけなんですよねぇ。

別作品の【ﾊｲｼﾞ ｱﾙﾌﾟｽの物語】は評価が高いので
どういう仕上がりになっているのか興味深いです。

テレ東 吹替版で初鑑賞。
ハイジと言えば…遠い昔、アニメを観てましたが…　細かい話はほぼ忘れてました。
で、これ…本当にとっても良かったです！
ハイジがめちゃくちゃ可愛い♡
それに、なんて良い子なの！！
おじぃさんも頑固そうだけど優しさが滲み出ていて…こちらまで優しい気持ちになってきます。
その他、村人＆セバスチャン＆おばぁさん…etc. いい人たくさん出てきます。
特にセバスチャン、良い味出してました。
そして某ＣＭで有名になったゼーゼマンさんももちろん出演してます(笑)

全編通して愛と優しさにあふれています♡
ピュアな心を取り戻したい方は是非ご鑑賞くださいwww

　どうしてもTVアニメの『アルプスの少女ハイジ』のイメージで観てしまう映画ですが、犬のヨーゼフや小ヤギのユキちゃんがいなかったことに何か物足りない気分になった方が多いのではないでしょうか。そしてユキちゃんといえば「あ～あ越中、日本海みそ♪」というCMのフレーズを思い出してしまうのですが、『純情きらり』で松井かね役を演じている戸田恵子は八丁味噌のおかみさんです。ここでペーターが丸坊主頭で「おかあさ～ん」と叫んでいたら味噌三昧の映画になってしまうところでした。

　実写化したハイジの映画はこれまでも何本か作られているようなのですが、今回観たこの映画が実写映画初体験となりました。アルプスの山々は心を和ませてくれたのですが、長いストーリーを上手く2時間枠に収めるためでしょうかカットイン的な挿入がほとんどで、じっくり楽しむことができませんでした。しかし、ダイジェスト版のような作り方になっていても、皆が知ってるストーリーだからこそ感動できるのでしょう。なんだか巧みに感動させられてしまった気がします。

　それにしても、TVアニメの最も泣ける台詞「クララのバカ！弱虫！いくじなし！（でしたっけ？）」というハイジとクララの葛藤シーン。このときのクララの心理描写がとても良かったのですが、この映画にはありません。さぁ今から感動するぞ！という心の準備をする前に感動シーンが訪れてしまったのです。さらにペーターの嫉妬心も当然であるかのように描かれていたので、ちょっと残念です・・・もしかするとクララが萌えキャラではなかったためかもしれません・・・

　アニメではクララとセバスチャンが好きだったのですが、このセバスチャン役の若い俳優はなかなか良かったです。アルムおんじは『エクソシスト』でメリン神父役だったマックス・フォン・シドーというベテラン俳優だったので、かなりよかったですし、ロッテンマイヤーさんもチャップリンの長女が演じていたので安心して観ることができました。やはりクララがミスキャストか・・・

「アルプスの少女ハイジ」の原作で児童文学の傑作、ヨハンナ・スピリの「ハイジ」を実写映画化したもので、ハイジのエマ・ボルジャーは愛くるしい。
アルムおじいさんはマックス・フォン・シドー、意地悪なロッテンマイヤーはジェラルディン・チャップリン。
赤ちゃんの時、両親を事故で失ったハイジは母の妹に育てられたが、この叔母さんはハイジが邪魔になり、父の父、おじいさんに預けられる。
おじいさんは山小屋に住んでいて人嫌いのようだ。
ペーターという男の子と親しくなるが、叔母さんがやってきてフランクフルトのお屋敷に連れていかれる。
足の悪いクララの話し相手になるが、直ぐに仲良しになる。
意地の悪いロッテンマイヤー夫人のいじめに耐え、ほかの人たちには可愛がられるが、山に住むおじいさんが恋しかった。
たまにこういう作品を見ると、心が洗われる。

おもしろくないだろう、と期待値を下げすぎて
意外に期待値を上回りました。

総合：70点
ストーリー： 70
キャスト： 70
演出： 70
ビジュアル： 75
音楽： 75

　昔にテレビ放送のアニメ版を見ていたが、はるか昔すぎて内容をたいして覚えてはいない。見ている途中でだんだんと思いだしてきた。それにしてもお爺さんは複雑な事情を抱えているから、こんな山奥に一人で頑固に暮らしていたんだとか、ハイジも家族の問題があってそんな山奥に行ったりフランクフルトに行ったりしたんだというようなことがわかった。アルプスの人里離れた山奥で山羊と羊だけ相手に暮らすのは必ずしもいいことばかりではない。アルプスでハイジが天真爛漫に生きているだけの物語ではなくて現実は厳しいなと、大人になって理解を深めることが出来た。大自然に囲まれた山の生活の良さもあるが、やはり人との交流や社会へ参加することも重要だ。アニメであれだけ長い話を二時間にまとめている分、かなりはしょっているなという感じはするものの、想像力を働かせて見れば概要は理解できるしてっとり早く見るにはいい。