「本来なら大統領役がよく似合うマイケル・ダグラスですが、光線の加減でブッシュに見えるカットがあるので降りたのかもしれない・・・」ザ・センチネル 陰謀の星条旗 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
本来なら大統領役がよく似合うマイケル・ダグラスですが、光線の加減でブッシュに見えるカットがあるので降りたのかもしれない・・・
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大統領夫人との密会を写真に撮られて脅迫されるマイケル・ダグラス。かつてはシークレット・サービス内でも親友だったデイブ(キーファ・サザーランド)の妻を寝取ったという疑惑をかけられ今は不仲。とにかく不倫が大好きな男のようだ。なぜこうも不倫する男の役が似合うのか。強い男を演じたいからなのだろうか。などと考えるうちに、彼の父親カーク・ダグラスが『探偵物語』において妻の過去を知る哀れな男を演じたために、同じ轍を踏まないように心がけてるのかもしれません。
『24』は見てないのでキーファの魅力については語ることはできませんが、この映画では清廉潔白な男のようで何か暗い過去があるかのような表情がいいですね。新人部下のエヴァ・ロンゴリアに対しても、かなりいい上司ぶりでした。このデスパレートなエヴァさんも上司を信じていいのか、アカデミーの教官を信じていいのか戸惑ってしまう新人らしいとぼけ顔が良かったです。
ストーリーは不倫のために逃亡者となってしまうマイケルが中心の内容。キーファもエヴァも「やっぱり撃てないや」と心の奥底では彼を信じているといった友情物語風でもありましたが、逃亡を続けて、『ファイヤーウォール』のようにイナバウアーで決着つけたりすると面白いのにと期待は高まるばかり。しかし、イナバウアーではなくジャックバウアーだったようです。
【2006年10月映画館にて】
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