「肝心の謎解きの方は手抜き感を拭えない」ザ・センチネル 陰謀の星条旗 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
肝心の謎解きの方は手抜き感を拭えない
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毎度おなじみ裏切り者は誰だシリーズ、流石にネタ切れだろうと思っていたら女房を寝取られたとかとんでも不倫とか女を絡めてややこしくする手があったとは、やましいことのある観客は本筋よりもそっちの方で冷や冷やするのかもしれない。
原作者のジェラルド・ペティヴィッチは実際の元シークレット・サービスだったのでルートをコイントスで決めたり、銃の扱いや合言葉などリアルっぽいが肝心なことは機密保持義務で明かせないのだろう、それにしてもとんでもないスキャンダルを仕込んだものだ。もっとも下半身が別人格というのは社会的地位とは関係しないので実話としても驚きはしないのだが・・。
肝心の謎解きの方は手抜き感を拭えない、同僚やタレこみ屋が何をどこまで掴んで殺されたかも不明、細かいことだがヘリのミサイル探知システムを切ったのは誰なのか、襲撃はBルート途中の筈が警備の厳重な会場で待ち構えていたりグループ通話の業務無線が一斉不通になるのも解せない、実行犯が元KGBはもはや定番だが所詮傭兵だろう、肝心の黒幕が曖昧で幕引きでは目の肥えた観客には不満でしょう。
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