時をかける少女(2006)のレビュー・感想・評価
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良作であります
人にオススメしたい映画
痛々しさが伝えるメッセージ
走り出したい!
素晴らしい作品
若い時に出会えてよかった。
頑丈だな~(笑)
昔の『時をかける少女』(原田知世のヤツね)は観てないです。
そんな人が、この映画を観たわけですが……。
マジで凄かった! 期待以上に、ホントにおもしろい!
笑いあり、涙あり、娯楽映画としての全ての要素を兼ね備えていました。
ラストは決してベストなハッピーエンドとは言えず、ちょっとほろ苦いんだけど。
だけど、すっきりさせてくれて、観て「よかった!」って心から言える傑作。
自分自身の損得勘定だけなら、必ずしもハッピーエンドとは言い切れないラストなんだけど。
でも、この映画を見終わった人なら、この決断こそが間違いなくハッピーエンドなんだって納得できるはず。
ホントに「イイ映画を観たなって」心から思えるそんな結末でした。
感動する映画といったら、安易に好きな人が死んだり、難病に罹ったりする映画を作りたがる傾向が、最近は蔓延してるような気がするんだけど。
でも、人が死んだり病気になれば悲しいのは当たり前。
そうじゃなくて“何が感動するのか”ってのを、きちんと考えて作られた映画だと思いました。
しかも、それでいてエンターテイメントとしても、きっちり作られている傑作。
アニメ絵で躊躇する人もいるかもしれないけど、そういう先入観無しで観ても、十分に感動できる映画だと思います。超オススメ!
キラキラとドキドキ。
以前見た時はボロボロと泣いたのですが。
今回は「こんな学生時代、いいなぁ」と胸にじんわり。
泣ける映画、という立ち位置ではない気がします。
遠い昔の甘酸っぱい青春に触れられる、
誰もが懐かしくなってあの頃に戻りたくなる作品。
学生時代から遠ざかれば遠ざかるほどキュンときます。
主演の仲里依紗さんが見事です。
マコトが彼女で良かったと心から思えます。
奥華子さんの曲も素晴らしいです。
ガーネットは何度でも聞きたくなる名曲。
個人的には夏の終わりに見たくなります。
最高に爽やかで甘酸っぱい青春の詰まった作品
青春の輝きに満ち溢れている
タイムリープしてね?
なかなかよくできてる
原作は、読んだかもしれませんが、全く記憶にありません。
この映画の存在は知っていましたが、もともと見る気はありませんでした。でも、ネット上での評判が非常にいいので、見てみることにしました。予想どおり、映画館は非常に混んでいました。
SF的要素よりも、タイムリープ能力を使って展開されるドラマに重きが置かれていましたね。登場する高校生たちが、なかなかみずみずしくてよかったと思います。
声優は知らない人が多くて、必ずしも上手ではありませんが、最近よくある、話題作りのために有名な俳優を使うパターンではないので、ちょっと好感が持てました。
とはいえ、ネットでの評判で期待が大きすぎたせいか、見終わった後の印象は、「なかなかよくできてる」という感じでした。
千昭の電話を「なかった」ことに…
「待ってられない 未来がある」
筒井康隆の同名の小説を原作としている。監督は細田守、アニメーション制作はマッドハウス。小説「時をかける少女」が原作であるが、原作の出来事から約20年後を舞台に次世代の登場人物が繰り広げる物語を描く続編である。キャラクターデザインは貞本義行が担当。
東京の下町にある高校に通う女子高生・紺野真琴は、ある日踏切事故にあったのをきっかけに、時間を過去に遡ってやり直せるタイムリープ(時間跳躍)能力に目覚めてしまう。が、「年頃の女の子にはよくあるこよ」と和子叔母さんに言われひとまず安心する。食べられたプリンを先回りして食べたり、遅刻した日に時間通り登校し、抜き打ちテストで満点を取るなど、ささやかな私利私欲のために能力を駆使する、お調子者の真琴。
男友達の千昭と功介とは、放課後にキャッチボールやノックをして遊ぶ、微妙な間柄。2人には恋愛感情を持っておらず、友達感覚。精悍な容貌の功介は家は病院で、彼も医者を目指している秀才。美形であるため、女子生徒にファンも多い千昭は高校2年の春に転校してきた。ボランティア部の後輩・果穂が功介に告白したことから、3人のバランスが微妙に崩れ始める。
千昭の電話を「なかった」ことにしてタイムリープの能力を使い果たした真琴の前に…。
実はこの前作の原田知世の「時かけ」が大好きなのです。知世ちゃんの白ブルマーの可憐さと当時まだ「半ドン」と呼ばれていた土曜日の放課後がノスタルジーを感じさせて大好きな作品なのですよ。それと比べるとどうしてもちょっとね…
まず、千昭と功介がかっこいくない。(前作のごろちゃんや深町くんもかっこいくなかったですね)。そして真琴があんまりかわいくない…。というのが正直に「好きになれない」理由だと思います。自然体だとは思うのですが…それじゃ
アニメの醍醐味がないじゃありませんか!
タイムリープの回数はチャージされていて、限りがあります。つまらないことに思わず使っちゃった~、と悔やむ真琴の横を、後輩の女の子を後ろに乗せた功介が自転車で通り抜けます。そこからが本当のつじつま合わせ。そしてタイムリープの始まりの場所となったのが「実験室」で千昭は「転校生」いう「微妙なかぶり」が上手いです。30代後半の独身で、浮世離れした和子叔母さんは、前作「時かけ」のヒロイン。東京国立博物館で絵画の修復をする仕事をしていて通称「魔女おばさん」。
真琴は功介が好きだったのかしら。それとも3人の関係を保ちたかっただけ?いずれは失われてしまう微妙な関係とわかっていても。
素朴な疑問ですが…「未来で待っている」のはいいのですが、千昭と合う頃の真琴はおばさんですよね?アンチエイジングの最先端技術が開発されているのでしょうか?若い彼と再開するときにすごーく気になる部分ですよね。女心として。和子おばさんも深町君をまってるのかなー。いまだに独身みたいだし。
アニメーションからの果たし状
自ブログより抜粋で。
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近ごろのCG技術の向上に伴ってどんなビジュアルでも実写として映像化できるようになり、往年の名作アニメ群が次々と実写映画化されているのは周知の通り。さらにこの流れが進むとアニメーションって必要なくなるのかも、とさえ思えるほどだ。しかしこのアニメ版『時をかける少女』は、そんな時流にも揺らぐことのないアニメーションの優位性を我々に突きつける。
そもそも細田監督が、何度も実写化されているこの題材をあえて選んだことも、アニメーション監督としての彼自身の挑戦であると同時に、アニメーション作品の安易な実写化に対するアンチテーゼではないのか。アニメーションの独壇場だった分野を実写が取り込もうとするこの時代に、実写が得意とした分野へアニメーションで切り込み、凌駕してみせたこと。その意味は想像以上に重い。
実写化不可能な被写体など無くなりつつある今、アニメーションを必要としているのは、アニメでないと映像化できない素材ではなく、アニメでないと実現できない映像表現なんだと、この素材を丁寧に料理してみせた細田演出は物語っている。と同時に、驚愕に値するその完成度は、逆説的にアニメ的表現に満ちた名作アニメを実写化するには相応の覚悟が必要であることをも知らしめる。
このアニメ版『時をかける少女』は、次世代を担うアニメ作家たちの一つの指標となるばかりでなく、実写の世界に生きるスタッフたちこそが危機感を持たなくてはならないアニメーションからの果たし状なのだ。
高校時代に戻りたい!
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