時をかける少女(2006)のレビュー・感想・評価
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青春の輝きに満ち溢れている
細田守監督のブレイク作。
これまで何度も映像化されている筒井康隆の同名小説だが、名作と言われる大林宣彦版に匹敵もしくは以上の出来映え。
青春の輝きが瑞々しく描かれ、画面から溢れるように伝わってくる。
寝坊して遅刻しそうになったり、テストで赤点取ったり、気心の知れた友達とキャッチボールしたり他愛ないお喋りしたり…誰もが経験ある事。
二度と戻らない時の尊さを、タイムリープと絡めて切なくも描く。
女一人男二人、当然起こる淡い恋模様を敢えてメインに据えない演出が好感を持てる。
真琴=仲里依紗がハマり役。
声だけだが、そのフレッシュな魅力が満載。
何度も見たけど何度見ても楽しめる。
やっぱり大好きな映画。
真冬なのに急にこの主題歌が頭に浮かんでしまい、レンタル。
一度TVで観たのですが、やっぱり何度観ても泣けます。
まず絵が本当に綺麗で、まるで高校時代に戻った気分になる。
そして飾らず男友達と野球するのが好きで、恋愛に疎い真琴。そりゃ高校生でタイムリープ覚えたら、食べそびれたプリンに使うよね、うん。テストも答え分かってんだし、テンション上がるよね。計算がなくて単純な真琴が大好きです。
そして最初はただのチャラいヤツに見えた千晶に、最後はもぅ真琴とシンクロして恋してる自分。
「人が大事な事話してるのに、何でちゃんと聞いてあげなかったのかな。」このセリフがすごく好き。そしてこの後の真琴の大泣きと、最後の最後の千晶との別れは、本当に切なくて悲しくてこちらも大泣き…。仲里依紗ちゃんの上手すぎない声優が、真っ直ぐな真琴にすごくハマってる。
そして時間が戻らない、当たり前の日常が戻ってくる。
戻らない今を、一瞬一瞬精一杯生きていこう。人との出会い大切にしよう。当たり前の毎日がすごく幸せに思えてくる、やっぱり凄く凄くステキな映画でした。
明日からも頑張ろう自分。
真琴が未来で千晶と会えますように…。
タイムリープしてね?
これはすごい
アニメは内容濃くないと思ってた自分が恥ずかしい
中学高校時代に戻りたくなります
思い通りいかなくなったら過去に戻ればいいんだもん
でも変えられることとそうでないこと2つある
重要なことはその瞬間を生きること
奥華子さんのガーネットしんみりきます
何回も見てるけどその都度プリンのためにタイムリープしたのはもったいないなと思ってしまいます。
なかなかよくできてる
原作は、読んだかもしれませんが、全く記憶にありません。
この映画の存在は知っていましたが、もともと見る気はありませんでした。でも、ネット上での評判が非常にいいので、見てみることにしました。予想どおり、映画館は非常に混んでいました。
SF的要素よりも、タイムリープ能力を使って展開されるドラマに重きが置かれていましたね。登場する高校生たちが、なかなかみずみずしくてよかったと思います。
声優は知らない人が多くて、必ずしも上手ではありませんが、最近よくある、話題作りのために有名な俳優を使うパターンではないので、ちょっと好感が持てました。
とはいえ、ネットでの評判で期待が大きすぎたせいか、見終わった後の印象は、「なかなかよくできてる」という感じでした。
千昭の電話を「なかった」ことに…
「待ってられない 未来がある」
筒井康隆の同名の小説を原作としている。監督は細田守、アニメーション制作はマッドハウス。小説「時をかける少女」が原作であるが、原作の出来事から約20年後を舞台に次世代の登場人物が繰り広げる物語を描く続編である。キャラクターデザインは貞本義行が担当。
東京の下町にある高校に通う女子高生・紺野真琴は、ある日踏切事故にあったのをきっかけに、時間を過去に遡ってやり直せるタイムリープ(時間跳躍)能力に目覚めてしまう。が、「年頃の女の子にはよくあるこよ」と和子叔母さんに言われひとまず安心する。食べられたプリンを先回りして食べたり、遅刻した日に時間通り登校し、抜き打ちテストで満点を取るなど、ささやかな私利私欲のために能力を駆使する、お調子者の真琴。
男友達の千昭と功介とは、放課後にキャッチボールやノックをして遊ぶ、微妙な間柄。2人には恋愛感情を持っておらず、友達感覚。精悍な容貌の功介は家は病院で、彼も医者を目指している秀才。美形であるため、女子生徒にファンも多い千昭は高校2年の春に転校してきた。ボランティア部の後輩・果穂が功介に告白したことから、3人のバランスが微妙に崩れ始める。
千昭の電話を「なかった」ことにしてタイムリープの能力を使い果たした真琴の前に…。
実はこの前作の原田知世の「時かけ」が大好きなのです。知世ちゃんの白ブルマーの可憐さと当時まだ「半ドン」と呼ばれていた土曜日の放課後がノスタルジーを感じさせて大好きな作品なのですよ。それと比べるとどうしてもちょっとね…
まず、千昭と功介がかっこいくない。(前作のごろちゃんや深町くんもかっこいくなかったですね)。そして真琴があんまりかわいくない…。というのが正直に「好きになれない」理由だと思います。自然体だとは思うのですが…それじゃ
アニメの醍醐味がないじゃありませんか!
タイムリープの回数はチャージされていて、限りがあります。つまらないことに思わず使っちゃった~、と悔やむ真琴の横を、後輩の女の子を後ろに乗せた功介が自転車で通り抜けます。そこからが本当のつじつま合わせ。そしてタイムリープの始まりの場所となったのが「実験室」で千昭は「転校生」いう「微妙なかぶり」が上手いです。30代後半の独身で、浮世離れした和子叔母さんは、前作「時かけ」のヒロイン。東京国立博物館で絵画の修復をする仕事をしていて通称「魔女おばさん」。
真琴は功介が好きだったのかしら。それとも3人の関係を保ちたかっただけ?いずれは失われてしまう微妙な関係とわかっていても。
素朴な疑問ですが…「未来で待っている」のはいいのですが、千昭と合う頃の真琴はおばさんですよね?アンチエイジングの最先端技術が開発されているのでしょうか?若い彼と再開するときにすごーく気になる部分ですよね。女心として。和子おばさんも深町君をまってるのかなー。いまだに独身みたいだし。
”A+”以上の場合はどうすればいいのでしょう(笑顔)
今年から新作だけでなく、
以前見逃した作品、名作といわれる旧作なども
名画座のリバイバル上映だけでなく、DVDをレンタルして
鑑賞して行こうと思っています。なんだかそう考えるだけでワクワクしてしまいます(笑顔)
今作は、その一発目。
今作、私の中では伝説的アニメの位置づけにありました。
もう、観たくて観たくて仕方がなかったのです。記憶があっていれば、
昨年、二度スクリーンで上映されています。しかし、一回は他館レイトの
舞台挨拶を選び、もう一回はチケットが完売してしまい観られませんでした(泣)
今年、今作主人公の声優を務めた
仲里依紗さんを配して実写版が上映されます。
どうしても、その前に観ておきたく手を伸ばしたのでした。
☆彡 ☆彡
いやぁ、いいね
ボロ泣きですわ
こりゃ、スクリーンで上映されたら、
今度こそ、絶対観に行こう!!!!!
はるか遠い昔ですが、
原田知世さんの『時をかける少女』も観ています。
月曜ドラマランドだったかな。
南野陽子さんの『時をかける少女』も観ています。
だから、どうしてアニメ版の評価が
ここまで高いのか、それがよりわたしの中で
この作品を伝説へと昇華させていってしまったわけですが、
ようやく観られて、十分すぎるほど、その理由がわかりました。
わたしの中で、
2009年ナンバーワン作品
『サマーウォーズ』のレビュー内に、
『時をかける少女』と比べると・・・・、
そのようなニュアンスの感想を書かれていた人を
何名かお見かけしましたが、その理由も今作を観て納得できました。
だからといって『サマーウォーズ』への評価は下がりませんが(苦笑)
単純に、一番驚かされたのはストーリー。
まさか、ここまで頻繁に時空を行き来させるとは思いもよりませんでした。
しかも、ありえない話のはずなのに、荒唐無稽に感じさせられないんです。
なんか、すっごい自然に腹落ちするんですよ。
だから、心を鷲づかみにされてしまうんです。
そして、結果ラストでは爆涙です(笑顔)
エンドロール流れ始めたとき、
自宅テレビ前でスタンディングオベーションしちゃいましたからね。
だって、他にお客さんいないから邪魔にもならないし恥ずかしくないもん(苦笑)
いやぁ、すんごいもの魅せてもらっちゃいました!!
◇ ◇
仲里依紗さんも、石田卓也さんも巧い。
まさに、はまり役とはこのことを言うのでしょう。
現在、お二方とも有名になっていますから、
最初のうちは、声を耳にしながら、実際の姿が
ちらついちゃったんですけどね。気がつくと、
途中から、まったく気になりませんでした。
『サマーウォーズ』の桜庭ななみさんといい、
細田監督は、若手俳優への指導が上手なんでしょうね(笑顔)
☆彡 ☆彡
今作を観て、
ヒトツ覚悟を決めたことがあります。
“実写版は今作を完全に切り離して鑑賞しよう”
予告編を観るかぎり、そうしないと
ブチ切れてしまいそうな気がします。
ここまでのハイクオリティを求めるのは酷かな、と。
そう心に決めさせてしまうほどの
大傑作をありがとうございました。
再映されたら、絶対にスクリーンで観るぞ!!!!!
アニメーションからの果たし状
自ブログより抜粋で。
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近ごろのCG技術の向上に伴ってどんなビジュアルでも実写として映像化できるようになり、往年の名作アニメ群が次々と実写映画化されているのは周知の通り。さらにこの流れが進むとアニメーションって必要なくなるのかも、とさえ思えるほどだ。しかしこのアニメ版『時をかける少女』は、そんな時流にも揺らぐことのないアニメーションの優位性を我々に突きつける。
そもそも細田監督が、何度も実写化されているこの題材をあえて選んだことも、アニメーション監督としての彼自身の挑戦であると同時に、アニメーション作品の安易な実写化に対するアンチテーゼではないのか。アニメーションの独壇場だった分野を実写が取り込もうとするこの時代に、実写が得意とした分野へアニメーションで切り込み、凌駕してみせたこと。その意味は想像以上に重い。
実写化不可能な被写体など無くなりつつある今、アニメーションを必要としているのは、アニメでないと映像化できない素材ではなく、アニメでないと実現できない映像表現なんだと、この素材を丁寧に料理してみせた細田演出は物語っている。と同時に、驚愕に値するその完成度は、逆説的にアニメ的表現に満ちた名作アニメを実写化するには相応の覚悟が必要であることをも知らしめる。
このアニメ版『時をかける少女』は、次世代を担うアニメ作家たちの一つの指標となるばかりでなく、実写の世界に生きるスタッフたちこそが危機感を持たなくてはならないアニメーションからの果たし状なのだ。
高校時代に戻りたい!
サマーウォーズが話題になっており、この映画もおもしろいという噂を聞いたので、早速DVDを借りて見ました。
始めから終わりまでスピード感があり、よかったです。
久しぶりにおもしろいアニメ映画を見た気がします。
過去に何度戻ったのかわかりませんが、野球のシーンで大分使ってしまったような・・・。
自分も仕事で大きなミスをしたときは、戻りたくなりますね。
とにかく、高校時代に戻りたいと思わせるよい映画でした。
彼女が見つけたやりたいこととは、あの絵を未来へ受け継がせることでしょうか・・・?
羨ましい!
もう一度あの時代へ戻りたくなりました。
サマーウォーズを観てからTVで時かけを初めて観たのですが…すごく素敵でした。
ストーリー・人物・風景・音楽・唄すべて『時かけ』で(上手く表現出来ないですが)夏の爽やかな風や甘酸っぱい高校時代の恋をこの映画でもう一度体感できたような気がします。
甘酸っぱいけど、素晴らしい
公開時ロングランとなり、評判もとても高かった作品だったので観てみたのだが・・・話題になったのも納得の青春映画でした。
既に大林宣彦監督のオリジナルについての記憶はあやふやなんだけど、本作の細田監督は、オリジナルへオマージュ(実験室の棚に置いてあるラベンダーのブーケ?とか)を捧げつつも、アニメーションでしか表現できないことにチャレンジしていて、とても好感が持てる。
また、主人公のアフレコを担当した仲里依紗が素晴らしい。不器用だけど、まっすぐに生きようとする主人公を瑞々しく演じていて、初めてのアフレコとは思えない素晴らしい仕事をしている。
「甘酸っぱいにもほどがある!」と、いちゃもんをつけられなくもないが、それも大人げない。甘酸っぱいけど、それが素直に素晴らしいと思う。
切ない(>_<)
主人公たちのように、青春した記憶が自分にはないけど、それでも感情移入できたし楽しめた。
綺麗な映像と音楽でぜんぶもっていかれちゃいます。
この映画では、出会いと別れの大切さを教えられました。
大事にしたいですねー
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