「”A+”以上の場合はどうすればいいのでしょう(笑顔)」時をかける少女(2006) septakaさんの映画レビュー(感想・評価)
”A+”以上の場合はどうすればいいのでしょう(笑顔)
今年から新作だけでなく、
以前見逃した作品、名作といわれる旧作なども
名画座のリバイバル上映だけでなく、DVDをレンタルして
鑑賞して行こうと思っています。なんだかそう考えるだけでワクワクしてしまいます(笑顔)
今作は、その一発目。
今作、私の中では伝説的アニメの位置づけにありました。
もう、観たくて観たくて仕方がなかったのです。記憶があっていれば、
昨年、二度スクリーンで上映されています。しかし、一回は他館レイトの
舞台挨拶を選び、もう一回はチケットが完売してしまい観られませんでした(泣)
今年、今作主人公の声優を務めた
仲里依紗さんを配して実写版が上映されます。
どうしても、その前に観ておきたく手を伸ばしたのでした。
☆彡 ☆彡
いやぁ、いいね
ボロ泣きですわ
こりゃ、スクリーンで上映されたら、
今度こそ、絶対観に行こう!!!!!
はるか遠い昔ですが、
原田知世さんの『時をかける少女』も観ています。
月曜ドラマランドだったかな。
南野陽子さんの『時をかける少女』も観ています。
だから、どうしてアニメ版の評価が
ここまで高いのか、それがよりわたしの中で
この作品を伝説へと昇華させていってしまったわけですが、
ようやく観られて、十分すぎるほど、その理由がわかりました。
わたしの中で、
2009年ナンバーワン作品
『サマーウォーズ』のレビュー内に、
『時をかける少女』と比べると・・・・、
そのようなニュアンスの感想を書かれていた人を
何名かお見かけしましたが、その理由も今作を観て納得できました。
だからといって『サマーウォーズ』への評価は下がりませんが(苦笑)
単純に、一番驚かされたのはストーリー。
まさか、ここまで頻繁に時空を行き来させるとは思いもよりませんでした。
しかも、ありえない話のはずなのに、荒唐無稽に感じさせられないんです。
なんか、すっごい自然に腹落ちするんですよ。
だから、心を鷲づかみにされてしまうんです。
そして、結果ラストでは爆涙です(笑顔)
エンドロール流れ始めたとき、
自宅テレビ前でスタンディングオベーションしちゃいましたからね。
だって、他にお客さんいないから邪魔にもならないし恥ずかしくないもん(苦笑)
いやぁ、すんごいもの魅せてもらっちゃいました!!
◇ ◇
仲里依紗さんも、石田卓也さんも巧い。
まさに、はまり役とはこのことを言うのでしょう。
現在、お二方とも有名になっていますから、
最初のうちは、声を耳にしながら、実際の姿が
ちらついちゃったんですけどね。気がつくと、
途中から、まったく気になりませんでした。
『サマーウォーズ』の桜庭ななみさんといい、
細田監督は、若手俳優への指導が上手なんでしょうね(笑顔)
☆彡 ☆彡
今作を観て、
ヒトツ覚悟を決めたことがあります。
“実写版は今作を完全に切り離して鑑賞しよう”
予告編を観るかぎり、そうしないと
ブチ切れてしまいそうな気がします。
ここまでのハイクオリティを求めるのは酷かな、と。
そう心に決めさせてしまうほどの
大傑作をありがとうございました。
再映されたら、絶対にスクリーンで観るぞ!!!!!