鉄コン筋クリートのレビュー・感想・評価
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見事なる手描きとCG。
絵がヨシ、動画にしてヨシ、色付けてヨシ、フォルムヨシ。ジャポネーゼとフランセーゼの見事な融合。大友アニメと井上アニメの橋渡しをする金字塔。原作の松本以上に松本が乗り移った監督マイケル・アリアスの技量に圧倒される。もっと早くに出会いたかった作品である。
もちもーち。
言わずと知れた松本大洋原作の傑作アニメのリバイバル上映。公開からもう18年ですか。元々原作が好きで映像化ってことで当時ドキドキしながら観に行きました。その後も何度も観ていますがやっぱりめっちゃ面白い!!グッズのTシャツを買わなかったことを未だに後悔しています。こちらも再販頼みます!
色とりどりで細部まで描かれた遊び心に溢れた建造物、風景、魅力的なキャラクター、まるでドローンで撮影したかのようなスピード感ある構成、引き込まれるストーリー、全てが前衛的。なにより原作へのリスペクトが最大限に込められていて文句無しの完璧なアニメ化作品です。
近代化から取り残された宝町。そこを守るネコと呼ばれる2人の少年と金儲けの為開発に乗り出す反社勢力。そして闇の力を持つというイタチ。声は俳優の方々が吹き込んでいますが、全く違和感もなく、特にシロを演じた蒼井優が圧巻です。空を駆けるクロとシロ。見下ろす宝町。
ソコカラ、ナニガ、ミエル?
この作品は奇跡
松本大洋の同名漫画が原作。
監督が何年もほれ込んで作っただけあって、原作つきのアニメとしてはもはや奇蹟といっていい出来だと思う。
私自身、この原作大好きでアニメ化すると知ったときにはかなり抵抗を感じたが
杞憂だった。
アジアってひとくくりにしちゃったほうがいいくらいのカオスな世界観、やたらときついパースの付いた不安感をあおるようなカメラワーク。
ストーリーが多少変えてあろうがこれはまさしく大洋ワールド。
どう見てもメジャーにはならない映画ではあるが。大洋原作を映画にするなら
鉄コンが限度かなあ。最近のは独特すぎて付いていけなくなってしまう。
それにしても、シロの声を担当した蒼井優には驚いた。
彼女の声だとはほとんどわからなかったしあのしゃべり方!声まで見事に演技してのけてすごい女優さんだと思いました。
原作未読だがぐいぐい引き込まれた
松本大洋ワールド炸裂
町の変化に翻弄されるノワールもの
10年以上前にこんなアニメ作らてたのか!
一瞬だぞ。よく見とけ。
よく見ましたか?かっこよかったですよね、あのシーン。何回も見ました。何回も見ちゃいますよほんと。
鉄筋コンクリートってのはよく出来た組み合わせなのです。めんどいのでうぃきぺでぃあーからコピペしまふ。
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コンクリートは圧縮力に強い反面、引張力には弱く、一度破壊されると強度を失う。鉄はその逆で、引張強度が高い反面、圧縮によって座屈しやすいが、容易には破断しない粘り強さ(靱性)を持つ。この両者を組み合わせることで、互いの弱点を補い合い、圧縮力・引張力ともに高く、多少の破壊でも崩壊しない強度が得られる[2]。
鉄は錆びる(酸化還元反応)とその強度を失うが、コンクリートは高アルカリ性のため、鉄筋はコンクリートによって長期間錆から守られることになり、高い耐久性が得られるという利点もある[3]。さらに、石や木材を組み合わせる構造と違い、建築の自由度が高い[1]。
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前の文章を読むと、クロがコンクリートでシロが鉄筋なのかなって思いますが、後の文章を読むと、クロが鉄筋でシロがコンクリートなのかなってなりますよね。
まさに、鉄コン筋クリート。って感じ。
ほんとに好きなんです、鉄コン筋クリート。鉄コン筋クリート展にも行きましたし。テンション爆アガりでした。松本大洋の絵柄も大好きなんですけど、世界観とかキャラのほうが好きで・・・・・・ってゆーか、鉄コン筋クリートにしてもピンポンにしても、その絵柄じゃ伝えきれてない!って思います。映像化した監督が優秀なのかもって話になっちゃうかもですけど。作品集も最高なんですけどね。。。なんでしょう。
関係ないっちゃ関係ないですけど、クロはシロのことを無条件で世話して守ってますけど、今の若い子って、ドライだから、自分に得もないし、ってので、見捨てちゃいそう。偏見。
自分に得がなくても利益がなくても、守らなきゃならない人ってのは、守りたいし、守ってあげたいですよね。
足りないからこそ人を超え、支えあうことで闇に落ちない生き方
ユジク阿佐ヶ谷、初見参。なかなかいい雰囲気のミニシアターでした。
松本大洋の原作マンガももちろん大好き、そしてこの映画もあの独特な絵と雰囲気を見事にトレースしてると感心。
ほんとに底辺な宝町で浮浪少年という最底辺の生き方をしながら、なんだかイキイキとした躍動感を感じさせる松本節、すごい。
シロに足りないネジはクロがみんな持ってる。クロに足りないネジは、シロがみんな持ってる。
クロはシロを守っているつもりかもしれんが、ワシには逆に見えるぞ。
ほんとにそうだったんだね〜と、心から納得させるストーリーは、ほんとに凄いな。
足りないからこそ人を超え、支えあうことで闇に落ちない生き方をしているシロとクロを観ると、ついさっき「最底辺の生き方をしながら」と書いた自分が恥ずかしい。
そしてネズミと木村、二人の深いところでの繋がり。さらにそれでもなお別れる不条理感。この映画観たら、ヤクザになる若者はいなくなるんではないの?
余談だが、3人組はNO5を思わせるロシア人だったな。
おまけ
シロの声は蒼井優だったんだね。
居場所
何をとっても最高です
ピンポンの作者で確か映像綺麗だよな~って鑑賞。
どうしたらいいかわからないほど見入って最後までみて漫画も買ってどっぷりハマりました遅いけど(笑)
シロとクロ。二人じゃないとダメなんだ
色々考察させていたきました
何度見ても見飽きないし引き込まれます
すごいインパクトあるようなどぎつい濃さのキャラではないもののひとりひとりのキャラが個性的かつ人間味がある漫画作者らしいキャラで憎めないし愛おしいかっこいいという感情が出てきます
内容、映像、キャラクターどれも光ってます
緻密な町の作りには圧巻です
ここまで躍動感がちゃんと出てて
それに見合うごちゃついた町並みを映像で見れるなんて…!
ここまでのクオリティは今まで映画見た中で1番のクオリティです。1回目は整理できないと思いますが二回目三回目と視点を変えて見ることができ飽きのこない映画ですので1度騙されたと思って見て欲しい作品です
感想
人の中のシロとクロ
漫画原作。
原作漫画が非常に面白かったので、かなり期待して見始めました。
非常に原作漫画に忠実で、シーンしだいでは原作よりも訴えかけるものもありました。
独特な絵柄でアクションに定評のある原作者の独特な世界観を作り上げていました。
主人公は暴力の溢れる宝町をナワバリにする「シロ」と「クロ」という二人の兄弟。
純粋な心を持つ「シロ」と、それに相対するように凶暴さを秘める「クロ」。
今作品のテーマは、人間の中に共存する純粋さと凶暴さなのではないかと勝手ながら、考えてしまいました。
また、主題歌のASIAN-KUGN-FU GENERATIONの「ある街の群青」がかなりいいです!
作品の世界観と相まって、素晴らしい余韻を与えてくれます。
足りない部分を補いあう。
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