劇場公開日 2006年12月9日

「日本軍主役の戦争映画では断トツの1位作品」硫黄島からの手紙 MIKIさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5日本軍主役の戦争映画では断トツの1位作品

2025年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

泣ける

興奮

ドキドキ

日本人が作る戦争映画はお涙歌謡曲に合わせてセリフ回しが多い作品しかありません、
浪花節、義理と人情、愛とお涙、、、
本当にワンパターンです、大丈夫?日本映画?
この作品はそれはありません、
ちゃんと日本人が参加した「戦争」が描かれています。

ご存じプラトーンはバックミュージックも無しに淡々と戦争シーンが流れ、
見る側もリアルな戦場に連れて行かれて恐怖します、
これこそがリアルな戦争です、
先にも述べましたが、日本の監督が作る映画では無理と諦めていました。

この映画は日本軍がメインに描かれている戦争映画で唯一無二の良作品です、
監督はアメリカ人のクリントイーストウッド、
本当に素晴らしい作品を作ってくれました、
栗林中将が硫黄島で幕僚達と意見が合わなかった等もこの作品では描かれています、
栗林中将役の渡辺謙も素晴らしい演技と存在感、
ジャニーズ枠?でがっかりしていましたが、嵐の二宮君良い演技でした、
ちゃんと丸坊主にして演技もしっかりしていました。

これ、17年前位の映画なのに、、、
今の日本映画より全然素晴らしいです、
戦闘シーンでスローモーションになりバラード歌謡曲などかかりません、
淡々と戦闘シーンと緊迫感が伝わります。

監督のクリントイーストウッドは、もう一本「親父たちの星条旗」と言うアメリカ目線の硫黄島舞台の作品を同時期に作成していますので、同時にみるのをお勧めします。
日本人なら絶対に見るべき映画だと思いました。

MIKI
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