よみがえるブルースのレビュー・感想・評価
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"名もなきブルース"
ジャズ・ピアニストであるゴーストとバンドメンバーたちが養護施設から昼間の公園などで演奏するドサ回りの日々、メンバー同士が和気藹々と野球をする場面など楽しそうに過ごす中で爽やかな印象が、渋い不良の雰囲気を醸し出す黒人のジャズメンたちを想像すると拍子抜けしてしまう、カサヴェテスの常連俳優でもあるシーモア・カッセルはウッドベースを片手に様になってはいるが、主演のゴーストはカントリー歌手みたいな顔立ちで煮え切らない行動から最後まで腑に落ちない、何をしたいのか理解に困る!?
本作に於いてのファム・ファタール的存在に至らないような女性としての弱さが全開のジェスは惨めにも男たちからぞんざいに扱われてしまう、ラストは意味深でバッドエンドにもハッピーエンドではないにしろ??
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