「殺し屋と人質のロードムービー」殺し屋たちの挽歌 たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)
殺し屋と人質のロードムービー
1984年作品だが今年(2022年)日本で劇場公開された本作。
「殺し屋と人質のロードムービー」というチョット変わった映画だが、なかなか楽しめた。
強盗仲間を裏切って仲間の名前を当局に喋った男は、復讐を恐れてスペインに潜伏していたが、10年後、彼のもとに2人の殺し屋が現れる。
彼らの任務は男を誘拐してパリへ連れていくことだったので、スペインからパリに行こうとするが、途中である男の愛人女性も人質として連れていくのだが……彼らはどうなるのか?
……という不思議なロードムービー(笑)
テレンス・スタンプは悟りの境地に入ったような男で、ジョン・レノンを崇拝しているようで部屋に写真が貼ってあったり、ジョン・レノンの詩を口にしたりする。
ジョン・ハートは『エイリアン』ちょっと後の本作では、サングラスの似合う殺し屋を演じている。
途中で道連れになった人質女性は年齢不詳だが、年齢を聞かれた女性は10代の年齢を答えるが、どう見ても少女ではない(笑)
仲間を売った男をパリまで連れていく…というのが「なぜ?」であり、10年前に男に裏切られた仲間たちが彼を恨んでいるのであれば、すぐに殺せばよいのに何故ロードムービーにするのかはチョットわからなかった。。。
でも、それなりに楽しめるクライム系ロードムービーであった。
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