「ゆで卵とニヤニヤ男」殺し屋たちの挽歌 talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
ゆで卵とニヤニヤ男
バゾリーニの「テオレマ」に出てたテレンス・スタンプが出てるから、というだけで見ました。他の事前情報ゼロでした。
ゆで卵むきたてのような顔ツルツルの若いティム・ロスが出ててびっくりした。鬘かぶった裁判官だらけのイギリスの法廷でスタンプがペラペラと喋って仲間を裏切って、大丈夫かー?そして10年後、読書家スタンプはスペイン、素晴らしい図書室のある邸宅で悠々自適。そっかー、仲間が追いかけてきたんだ。その運転手がゆで卵のティム・ロスでした。
スペイン場面は葬式(棺桶を壁の中に入れる)で始まりまたそこに戻った。その間、夢うつつだった(爆睡)。滝があった(ような)、広くて平らで乾燥して暑そうで埃っぽい大地が続いてた(ような)。大変な状況におかれているのにいつもニヤニヤしてるスタンプが不思議だった。ティム・ロスにも、笑うんじゃねー!とどやされてた。目が覚めたら女性が一人混ざってた。最後、警察に撃たれまくった男(スタンプを追ってきた人、だと思う)はその女性に片目ウィンクしてから死んだ。スタンプは結局どうなったんだ?殺された?逃げのびた?
ギターに力が入っていてスペイン!だった。かっこいいなあと思ったら、音楽はエリック・クラプトンとパコ・デ・ルシアであるとエンディング・ロールで知った。私にはもったいない映画でした。
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