殺し屋たちの挽歌のレビュー・感想・評価
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ロードムービー
ティム・ロス目当てで見た。
なんと初出演作品らしい!
唯一の金髪作品で、顔がツルンツルンだった。
(filmarksの口コミでもツルツルとか卵みたいとか言われてて笑った)
若さゆえにイキってて、女性に肩入れするし、敵のはずのロン・ハワードからボスは終わりだお前がリーダーになるべきって入れ知恵されてボスに逆らうし(殺された原因はこれ?)、すぐ喧嘩するしなんか良かった。動きのコミカルさは初期からだったのね!
あとロン・ハワードが白スーツでめっちゃかっこよかった。死ぬのは怖くないキャラだったのに最後の動揺はこっちがびっくりした。ボスもびっくりしてた。笑
やっぱ死ぬのは怖いのね!嫌いな人多いかもだけど、人情味があってこのシーン私は好きかも。
ティム・ロスにハマっていなかったら、面白いと感じていたかどうかは分からない。でもノーランの好きな作品らしいから間違いないはず、、!
殺し屋と人質のロードムービー
1984年作品だが今年(2022年)日本で劇場公開された本作。 「殺し屋と人質のロードムービー」というチョット変わった映画だが、なかなか楽しめた。 強盗仲間を裏切って仲間の名前を当局に喋った男は、復讐を恐れてスペインに潜伏していたが、10年後、彼のもとに2人の殺し屋が現れる。 彼らの任務は男を誘拐してパリへ連れていくことだったので、スペインからパリに行こうとするが、途中である男の愛人女性も人質として連れていくのだが……彼らはどうなるのか? ……という不思議なロードムービー(笑) テレンス・スタンプは悟りの境地に入ったような男で、ジョン・レノンを崇拝しているようで部屋に写真が貼ってあったり、ジョン・レノンの詩を口にしたりする。 ジョン・ハートは『エイリアン』ちょっと後の本作では、サングラスの似合う殺し屋を演じている。 途中で道連れになった人質女性は年齢不詳だが、年齢を聞かれた女性は10代の年齢を答えるが、どう見ても少女ではない(笑) 仲間を売った男をパリまで連れていく…というのが「なぜ?」であり、10年前に男に裏切られた仲間たちが彼を恨んでいるのであれば、すぐに殺せばよいのに何故ロードムービーにするのかはチョットわからなかった。。。 でも、それなりに楽しめるクライム系ロードムービーであった。
死へと向かう旅の途中
言葉巧みに操られて翻弄される…策士テレンス・スタンプ vs ベテラン殺し屋ジョン・ハート!! 若き日の切れ味鋭い名優たちの演技対決を堪能できる、シンプルながら不思議な魅力にあふれた殺し屋ロードムービー。 メインは冷静沈着なベテランと血気盛んな新人の組み合わせ鉄板コンビ。痺れるほど格好良いブラドック役ジョン・ハート、金髪サングラスで若く血気盛んな狂犬体質の異様に切れ味鋭いマイロン役ティム・ロス。そして、この旅の鍵を握るのはもうじき殺されるというのにどこか余裕な様子のウィリー役テレンス・スタンプ、"底の見えない犯人"モノとでも言おうか。調子狂わされて果ては仲間割れか?あと、彼とは対照的に隙あらば逆らう反骨心丸出し情熱的美女、本作の中で"生"に執着するさまを体現する。 人間は皆旅の途中…雄大な景色と地平線までどこまでも続く自然と異国情緒の中、車を走らせてスペインからフランスへと向かう。美しい撮影の中でキャラクターたちを掘り下げ、些細な変化を巧みに捉えていく。コレコレ、こういうのが定期的に見たくなるんだよ!原題も邦題もまた偽りなしな内容で、ジャンプカット的つなぎとヘンテコな空気で殺し屋という命を扱った因果な商売を描く。だから死もまた自然な出来事。 You're a lucky girl...You're a lucky girl...
ゆで卵とニヤニヤ男
バゾリーニの「テオレマ」に出てたテレンス・スタンプが出てるから、というだけで見ました。他の事前情報ゼロでした。 ゆで卵むきたてのような顔ツルツルの若いティム・ロスが出ててびっくりした。鬘かぶった裁判官だらけのイギリスの法廷でスタンプがペラペラと喋って仲間を裏切って、大丈夫かー?そして10年後、読書家スタンプはスペイン、素晴らしい図書室のある邸宅で悠々自適。そっかー、仲間が追いかけてきたんだ。その運転手がゆで卵のティム・ロスでした。 スペイン場面は葬式(棺桶を壁の中に入れる)で始まりまたそこに戻った。その間、夢うつつだった(爆睡)。滝があった(ような)、広くて平らで乾燥して暑そうで埃っぽい大地が続いてた(ような)。大変な状況におかれているのにいつもニヤニヤしてるスタンプが不思議だった。ティム・ロスにも、笑うんじゃねー!とどやされてた。目が覚めたら女性が一人混ざってた。最後、警察に撃たれまくった男(スタンプを追ってきた人、だと思う)はその女性に片目ウィンクしてから死んだ。スタンプは結局どうなったんだ?殺された?逃げのびた? ギターに力が入っていてスペイン!だった。かっこいいなあと思ったら、音楽はエリック・クラプトンとパコ・デ・ルシアであるとエンディング・ロールで知った。私にはもったいない映画でした。
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