「全体的に自然体なのは新鮮」ワンダフルライフ ターコイズさんの映画レビュー(感想・評価)
全体的に自然体なのは新鮮
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予備知識ゼロで観たので、集められている人の多様性からこれから何が待ち構えるのかなと思ってると、誰にも平等に訪れる「死」の話だということがわかる。
そういう意味では、是枝監督による「生きる」であり「市民ケーン」なのかな、一番大事な思い出は何かを死ぬ前ではなくて死んでから振り返るという設定。
ドキュメンタリー手法をうまくいかしてるのかな、昔話を丁寧に語る女性や、ちょっと尖った感じの若者など、なるべく個人の個性をいかした撮り方にみえるしそれがとても自然体で新鮮。
淡々とすすむし、インパクトも感じないけど、ただやはり、テーマがテーマだけに、おそらく観た人のほとんどが、自分ならどのシーンだろうかと考えたんじゃないかな。そういう意味でも自然体な演出とはあってると思う。虚構の世界をがっつりつくりあげて誘うのではなくて、誰にでも訪れる瞬間について自然体に、いつを選ぶ?と問われてるよう。
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