「1969年の名作を大スクリーンで鑑賞出来たことに感謝です。」明日に向って撃て! The_Winnieさんの映画レビュー(感想・評価)
1969年の名作を大スクリーンで鑑賞出来たことに感謝です。
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映画館で、ポール・ニューマン特集のチラシを手に取り、この作品が西部劇の名作と激賞されていたので、気になっていました。
ブッチとサンダンスという、19世紀から20世紀初頭に実在したギャングがモデルだそうで、この作品も1969年に公開された、非常に旧いものですが、見入っているうちに、不思議なことに、旧い映画ということを忘れてしまいます。
ストーリー自体は、列車や銀行強盗を繰り返すギャングに、腕利きの追っ手が差し向けられ、ひたすら逃亡旅行を続けますが、最後にポリビアの軍隊の一斉射撃で、あえない最期を遂げるという単純なものです。
ただし、その逃亡の過程での、束の間の享楽、そして、逃げ切れないと苦悩し、なんとか更正しようとする心情の変化の描写が優れていると思いました。
上映直後の、セピア色のフィルム映像、そして最後の、これもセピア色の写真のストップ・モーションには、かなり強い印象を受けました。
1969年に公開された、アメリカ西部開拓時代をモデルにした旧い作品を、21世紀の今、大スクリーンで鑑賞できる幸運に恵まれたことに感謝です。
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