「この映画のヒットから、前日談、後日談の三部作が一般化したかな?」明日に向って撃て! アンディ・ロビンソンさんの映画レビュー(感想・評価)
この映画のヒットから、前日談、後日談の三部作が一般化したかな?
この映画は公開後も名画座で掛かった際に何度か鑑賞してすぐさまサントラLPを購入して何度も聴き返し生涯の愛聴盤となり、更にリバイバルロードショー時に(試写会でも劇場でも)も鑑賞した、余りに思い出深い、愛着のある映画。
当時自分の部屋の壁は、映画館のようにこの映画や「ワイルド・バンチ」や「イージー・ライダー」なんかのウエスタンとかニューシネマ系のポスターでいっぱいだった....
そしてこの映画の後には、人気にあやかったエッタ・プレイスのその後を描いた後日談「続」と、二人の出会いを描いた前日談「新」が作られて3部作となっており、当然ながらそれらも漏らさず全て鑑賞した。
特に前日談は、若き日のウイリアム・カットとトム・ベレンジャー主演で、ビートルズ映画で有名なイギリス人監督のリチャード・レスターだったことが非常に興味深かった。
後日談は、流れ的にキャサリン・ロス主演作でしたけどね。
こうしたスタイルの作られ方も、後の「男たちの挽歌」シリーズのごとく、今では珍しくないですが、当時としては結構異色だったように記憶している。
また、ここ作品のスピンオフ的「スティング」というのも作られてますしね。
いろいろな意味で、映画史にその名を残す名作です。
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