ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明のレビュー・感想・評価
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交錯する文化とカンフー!
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ワン・チャイ・シリーズ第1作。
Huluで鑑賞(吹替)。
ジェット・リーが実在した武術家ウォン・フェイフォンに扮し、異国文化入り乱れる中国を舞台に彼を貶めようと画策するやくざや軍隊と壮絶な戦いを繰り広げました。
茶葉倉庫でのクライマックス、フェイフォンと互角の実力を誇る武術家とのカンフー・バトルが秀逸。竹梯子を使ったアクロバティックなアクションに魅せられました。
混沌としていく目まぐるしい世情において、人生の大望を抱く者、西洋との相克に思い悩む者のドラマはまるで幕末の日本と同じで、非常に見応えがありました。
フェイフォンに挑戦した武術家の最期が切な過ぎました。名声のため、強さを希求した末の悲劇。周りを見れなくなっていましたが、一生懸命やってただけなのになぁ…(泣)。
武術家の死に際のセリフ(銃にカンフーは勝てない)が身に沁みました。もしかしたら、ハリウッドで量産されるガンアクションばかりの映画へのアンチテーゼのようなものを、ツイ・ハーク監督は本作に籠めたのかもなと思いました。
※修正(2024/05/19)
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