「これはコンプレックスではなく、立派な犯罪、ペド●●●ァ●である。」ロリータ(1962) マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
これはコンプレックスではなく、立派な犯罪、ペド●●●ァ●である。
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初見である。
14歳を主人公にした『Angus, Thongs and Perfect Snogging』を昨日見たので、今日はその元祖と思しき『ロリータ』を見た。どちらも薄気味悪い作品だが、この映画の台詞にピーター・セラーズが演じるクィルティ(?)をロリータが『素敵な日本的な東洋的人生哲学を持っていた』と称し、全て彼の計画と打ち明ける場面がある。これは第二次世界大戦後15年が経過して、いよいよ高度経済成長をしだした日本に対する黄禍論なのかと思った。後半部でも実存哲学とか『うんちく』を並べる。さて、そう言った『ゴタク』はいくら並べても、変態オヤジの薄気味悪い『言い訳』でしかない。脚本家が原作者だから、演出家は同じ思考の持ち主と見てよいのだろう。さて、何故変態か?若い年端も行かぬ女性に対する性癖だけが問題なのではない。正に『●親●姦』なのである。それを完全否定する形で描いていれば、容認できる部分もあるが、若い女性に狂わされた教養のある文化人と自称している。つまり、投げかけたい言葉は『read the room』である。客観視すれば、この主人公の魂胆は丸見えなのに、それを演出する演出家は『市民ケーン』の様なミステリアス仕立てにしている。しかし、スキャンダラスなだけで、『筋書き通りに終わってくれた』とトラウマだけが残る話だった。
追記
もう一度立ち返ってよく考えて見よう。『ロリータ』は、いずれこの母親の様な女性になるんだろうね。シェリー、ウィンタースさんが可愛そうだ。
初見で良かった。
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