劇場公開日 1990年12月7日

「ボクサーとしてアウトのラスト」ロッキー5 最後のドラマ オレさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ボクサーとしてアウトのラスト

2016年2月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

イワンドラゴとの激闘から帰国したロッキーの脳に障害が発覚し、ロッキーは引退を表明した。
亡き恩師ミッキーのジムにて後輩育成の為、トレーナーを始めたロッキーの前に、新進気鋭のボクサー、トミーガンが弟子入り志願で現れる。
トレナーとしての第二の人生を歩み始めたロッキーを描いたシリーズ第5作目。

過去三度に渡るなんちゃって引退宣言の末、とうとう引退したロッキーがトレーナーとして新たな人生を踏み出した今作。
新たな希望を若手に託す、バディ物的な明るい展開を予想したのもつかの間、上映時間2時間を満たない短尺の中、なかなか始まらない師弟同士の確執。
そして残り10分を切っても未だリングに上がらないロッキーとトミーが向き合った時、悲劇が始まる笑。

初見はシリーズ通して観たことにより、高まっていたロッキー熱と感動が波のごとく引いていき酷評したが、2回目以降はこのドンチャン騒ぎが笑えてきて、黒歴史というものを目の当たりにしているんだなと実感してきて感慨深いものになってくる笑。

ちなみにトミー育成物語に並行して、ロバートオラつき物語もあって、意外とこっちが面白い笑。
典型的なイジメっ子のサクセスストーリーだが、ロッキー&トミーの陰に隠れて嫉妬しながらも練習に励むロバートと適当だけど世話見てくれてるポーリーが結構好き笑。

というわけで一言で言えば最低でしたが、ボクシング映画(しかもそれが「ロッキー」シリーズ)という意味では最低だったという意味で、個人的に言えば師弟同士が路上で周りから煽られまくりで殴り合うという展開は嫌いじゃない笑。
それをロッキーでは見たくなかったっていう感想です。

ロバートがもうちょい大きくてぱっぱの代わりに僕がやつを倒すよ!だから一緒に戦おうよ的な展開の方がよかったなぁ。
あと今までのシリーズ名シーンを一挙にプレイバックする大団円的なラストと物語的なラストが全然噛み合ってないエンドロールは見もの笑。

2016年01月31日(日)1回目
2019年01月14日(月)2回目

オレ
長いチワワさんのコメント
2019年1月12日

まずロッキーはボクシング映画じゃないです
一人の男の人生の物語です

長いチワワ