「勝敗についてつい最近まで勘違いしていた」ロッキー ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
勝敗についてつい最近まで勘違いしていた
こういう単純明快なストーリー、結構好きです。絵に描いたようなアメリカンドリームの見本みたいな映画だけど、勇気と希望を与えてくれました。チャンピオンになるんだと戦闘モードのスイッチがはいって、早朝のトレーニングを始めるあたりから試合までは圧巻でした。なぜか試合には負けてしまったのに、勝ったような感動を覚えました。試合は結果でなく、そこに行くまでの過程が大事なんですね。ちなみ、結構感動した映画だったのに、再見するまで、勝ってたと大きな勘違いをしていました。記憶って良いように変えてしまうことがあるんですね(私だけか?)。
あと、テーマ音楽が早朝トレーニングの時に使われていましたが、実によくマッチしていて雰囲気を盛り上げていました。自分も20代の頃、難局を打破するための勇気が必要な時、この曲を聴いて背中を押してもらいました。
同意です。アポロ勝利の判定がチラッとしか映らず、気づかなかった。
ただ勝敗などどちらでもよくなる程、感動のラストシーンでした。
敗者を描いたからこそこの作品はヒットしたのではないでしょうか。
ロッキーはそもそも場末の興業にしか試合が組まれないロートルのボクサーでしたから、戦い抜いたことが誇りだったのです。
試合後、勝敗などは関係なく、エイドリアンだけを求めて叫んだ、その姿に皆感動しましたね。
でも、病院でアポロに本当に勝ったと思ったか訊くシーンがあったような…
2作目からロッキーはスーパーヒーローと化すのです。
えーっ⁉️
ロッキーは負けたんですか⁉️
僕もジョニーデブさんに言われる今の今まで、試合に勝ったんだと思っていました。
たぶん世界中の人間が、ロッキーのチャンピオンベルトを、確かにその心に見ていますね。
改めてすごい映画だ・・