「適応できない人生も人生のひとつと鳥肌が立った」ロイ・ビーン ツネミさんの映画レビュー(感想・評価)
適応できない人生も人生のひとつと鳥肌が立った
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・ミス・リリー・ラングトリーが流れるたびにワンハリを思い出した鳥肌が立った。
・冒頭から凄まじい西部のバーの人達が現れて度肝を抜かれた。それを、早々にロイビーンが抹殺した上に、そこに住み始めたのも更に驚いたし、ラストまで関係あって驚いた。
・ロイビーンが傍若無人で、その性格のおかげであの西部に君臨できたのが、後半になりその性格のせいで追いやられるのが切なかった。あれだけ豪胆な振る舞いをしてリリー・ラングトリーの舞台が観られなかったり、楽屋に入れてやるよ詐欺にあったり、奥さんが出産後に亡くなるなど、転げ落ちるように落ちぶれていき、町は元々の土地の持ち主に取られ、仲間も落ちぶれてったのが、本当に寂しくなった。そして、ラストでラングトリー駅に本人が来たのに本人は既に他界しているところにミス・リリー・ラングトリーが流れて、一番の鳥肌が立った。
・様々な状況下で生きるには、自分の頭と身体だけが唯一の武器でそれをどう活かすかが人生なのかもしれない、と思った。加えて、欲しいものを求めても必ず得られるわけでもないし、良かれとした事でどん底に人生を追いつめられる事も自分で決めた事なら、全てを受け入れなければならないんだよな、と思った。
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