レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会うのレビュー・感想・評価
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前作と同様にシュールな映像と愉快な音楽
メキシコからツンドラに帰ることになった。
モーゼとなったマネージャー、アメリカ土産と共に、減ってしまったメキシコ仲間に新たなメンバーが増えて。
トンガリリーゼントは仲間の証、靴は当然尖っていて、髭も尖っている。
シュールな映像だけでも笑えるのに、愉快な音楽がさらに面白い。
やっぱり最高に面白い!
このすっとぼけた感じ
ニューヨークからフランス・ドイツ・チェコ・ポーランドを経て故郷を目指すロードムービー。
前作メキシコで成功を収めた彼らだったが、やがてテキーラに溺れ衰退。
もう見てくれがくたびれていて、服装もメキシカンスタイルです。
そんな中現れたモーゼと名乗る元ウラジミール。何だかんだと、結局はまたウラジミールの独裁の下での旅が始まるんですね。
海で渡った先に居た現地のカウボーイズとも合流して、再び極貧の旅が続きます。
やはり旅の道中でさまざまな楽曲が聴けて豪華。
特に「アイアイテキーラ」やCIAによる「ギニワッチ」が格好良かったですよ。
そして長い旅の末、無事故郷へ辿り着き大団円。
CIAと鼻以外は。
今作は思想や宗教を盛り込んだ作りもあって、少しシュールな笑いでしたか。
それでも、このすっとぼけた感じは面白かったでですよ。
前編・後編 一気観
無力な男たち(世界地図から消え失せた)故郷に帰る
【前作のインパクトが強かったからか、レニングラード・カウボーイズの故郷に戻る珍道中が、余りインパクトが感じられなかった作品。】
自由の女神像
最初の前置きとしてメキシコを安息の地にメンバーの半数がテキーラの魔力からアルコール依存症になり死亡、残った五人のメンバーがメキシカンの風貌に、とんがりブーツと髪型だけは健在、前作でストーカーみたいにバンドについて回ったアイツはロードマネージャーに昇格!?
権力を振りかざしたウラジミールがモーゼスと名乗りメンバーと再会、唐突に新メンバーも合流し前作同様にウラジミールの言いなりで訳の分からぬまま帰国の一途を辿るが、その過程がメチャクチャ過ぎて呆気に取られてしまう。
オフビートな笑いとチープでシュールな世界観、全くもって緊張感のカケラも無い物語展開に面白さが地味に込み上げてくる、一人一人のキャラに愛着と滲み出る哀愁に癒されながら、生きる気力も適当に緩い気持ちで歩む人生ヲ。。。
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