レオン 完全版のレビュー・感想・評価
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【法則】テンプレになった映画は超えられない
午前十時の映画祭で。
待ちに待ってたLEONでした。DEAの突入からラストまでは、何十回も見たと思うんだけど。換気口での別れのシーンと、レオンを地に根付かせるシーンでは泣いてしまいました。ナタリー・ポートマンが完全に子供で、印象が違って見えたのには驚いたけど、天使感がハンパないのにもびっくりした。顔だけは結構大人びてるけどね。
「凄腕の殺し屋」と「女子」の取り合わせ映画の元祖。その原型はデ・ニーロとジョディ・フォスターの「Taxi Driver」なんだと思いますが。俺的にはです。この後、同様の設定の映画を見るたびに、「レオン」と「Taxi Driver」を思い浮かべてしまいました。で、比べてしまう訳です。この「レオン」を超える映画は、これまで一作も無かった。と思う。俺調べですけど。
完全版は20分以上も延長されてるそうです。映画を構成するエピソードを全部は覚えてないから、どれが追加されたものかは明確には分りませんでした。
12歳のマチルダに愛してると言ってしまうレオン。孤独に苛まれ、CLEANERとしての日々に人間としての心を失くした男の唯一の救いになったマチルダへの純愛。レオンはCLEANERとしての最後の仕事を、愛するマチルダのために実行する。「根無し」は人の世との関わりを断った男の人生を象徴する言葉。マチルダから愛されることによって、マチルダを愛したことによって、レオンの魂は「根無し」では無くなります。
やっぱり良かった。おっそろしく良かった。
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11/13 追記
2人の関係を、どうしても言葉で定義しなければならないのなら「純愛」って言いますが。マチルダはレオンに「興味」があった。レオンはマチルダになんら感情を持っていなかった。というよりも、レオンは「人」に興味が無い。
人の世との縁を全て断ってクリーナーとして生きていたレオンは、マチルダの涙を見過ごせずに扉を開けまてしまいます。それは、ほんの数日前にマチルダと会話した事で、人との繋がりを持ってしまったからだと。
全てを失った者同士。
それが、どんな形のものであれ。どんな背景があったとしても。互いが互いに望むものが、全く違っていたとしても。強く、互いを必要としていた事に違いは無く。互いの命を、互いに預けても良いと思っていたことに違いは無く。ともに、生きて行きたいと望んでいたことに違いは無く。
どう呼べば良いんだろうね、この関係。映画のTitleは「LEON」、男の名前。つまりは男の生き方の物語。愛がきっかけで全てを失った男が、全てを捧げられる愛を見つける物語。ってのはロマンチックすぎるけど。殺し屋の生き方に、こーーんなに切なくなってしまうのは、男女ともに、そういう事なんだろうと思いましたこのみ。隅っこでボケるのやめろよ。俺。
久しぶりに観ても素晴らしい
オリジナル版より納得
寂しき魂のレクイエム
少女に出会って、止まっていた男の時間(とき)が動き始めた。
男に出会って、少女は初めて大切にされるという居場所を知った。
そんな二人が過ごした時間(とき)を紡いだストーリー。
そこに、命を命とも思わない”もの”を、噛み合わせることで、二人の時間に緊張感がみなぎり、無限であってほしい時が有限となり、永遠となる。
プリミティブな愛。
お互いの存在を必要とし、必要とされる愛。
親子愛にも、恋愛にも似ているし、そういう形をとる場合もあるけれど、生きるために最も必要な根源的な愛。
「愛している」
そんな二人の”愛”だから、私達は胸の奥に大切に仕舞っておきたくなるのだろう。
様々な顔を持つマチルダ。
ローティーンの瑞々しさをこれでもかと振りまいてくれる。
対して、朴訥とした顔を見せるレオン。
白い靴下。豚の鍋つかみ。チョイスが最高。
スタンスフィールドは、玉すだれ越しに見える目ですら、あれだけの狂気(凶器)。
トニーのイタリアンファミリーっぽさが、人生ままならぬことを教えてくれて、切ない。
マチルダ可愛い
二人の絆
最高に最高!そして泣ける!
もっとも過大評価されている映画の一つ
L・ベッソンのロリコン性
大地に根を張る
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