「人生はつらいさ」レオン(1994) さかもっちさんの映画レビュー(感想・評価)
人生はつらいさ
この言葉にこの作品における意味が集約されていると感じました。
殺し屋で、余り感情を出さず、観葉植物が唯一無二の友人である主人公レオンと
家族に虐待を受け、麻薬捜査官にこちらも唯一の話し相手である弟を殺されたマチルダが互いに心の傷を分かち合いながら、絆と愛を深めていく物語。
人間、生きていくのが辛く、時に絶望するときもある。
それでも、互いに心を温め合い、優しさに触れたとき、
自分自身が変われるし、その人も変われる。
レオンとマチルダの劇中の交流をみて、私はそんな事を感じました。
主演のジャン・レノの渋さとダンディーな演技も魅力でしたが、
マチルダ役のナタリー・ポートマンのどこかいたずらっぽくもあり、そして、儚げな雰囲気も印象的でした。
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