劇場公開日 1995年3月25日

「なぜこんなにもこの映画が魅力的なのか」レオン(1994) 赤垣さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0なぜこんなにもこの映画が魅力的なのか

2019年3月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

鑑賞4回目くらい。
今回はリバイバル上映で映画館で見てきたので感想を綴ります。

初めてこの映画見た時の衝撃というか、レオンとマチルダが想い合う姿と最期に涙が止まらず大洪水でした。
その後何回見返しても毎回泣いてしまう不朽の名作。

なんでこんなに面白いのかな〜と考えてみたんですけどやっぱりキャラの魅力が大きいような。
「もう大人よ、あとは歳をとるだけ」という12歳の女の子マチルダ。大人のような振る舞いをしたがり背伸びをする、"大人びた子供"。
「歳をとったが、大人にならない」という殺し屋レオン。仕事をきっかりこなす反面子供のように目を輝かせながら映画をみるような一面もある"子供のような大人"。
この2人が対象的でおもしろい。
かつ、1番キャラの魅力が光ってるのは悪役スタン。人を殺すのを厭わず、麻薬取締役にも関わらず自分が薬キメて人を殺しまくるサイコパス。スタンも、孤独だけど心優しい殺し屋のレオンと対照的でこれまたおもしろい。

レオンとマチルダの愛というのも、ただ男女間の愛でもなく、家族愛ともちがう特別な関係に思えて好き。
ラストの、生きる意味を持たなかったレオンが大地に根を生やして生きたいと伝え愛してるとマチルダに伝えたところでもう号泣必須。

最後の最後で、「これで安心よ、レオン」と、大切に育てていた観葉植物を地面に植えるマチルダの姿にさらに号泣。寂しさと、感動で感情が忙しかった。

レビューというより、鑑賞直後の私の独り言のような支離滅裂文章になってしまいました…。
やっぱり何回みてもいいね、この映画。

赤垣