劇場公開日 1989年2月25日

「型にはまらない演出」レインマン keitaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0型にはまらない演出

2012年2月24日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

幸せ

役幅の広いトムだが、個人的にはこういう役柄が似合っていると思う。
ダスティン・ホフマンは圧巻の演技を見せてくれる。
まず、脚本が素晴らしいのだが、それにバリー・レビンソンの独特な演出がマッチした。
まず、ヒューマンドラマには必ずと言ってよいほどの回想シーンが無い。
ただひたすらに2人が心を通わせるまでを透徹して描いている。
また、ロードムービーの形式をとりながらも圧倒的に登場人物が少ない。
チャールズの心の変化だけで作品になると判断したのだろう。
型にはまらない演出の仕方が作品に新鮮味を持たせよい方向に導いた。

keita