劇場公開日 2021年3月5日

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「テーマ曲を聴くだけで心踊る」レイダース 失われたアーク《聖櫃》 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5テーマ曲を聴くだけで心踊る

2023年7月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

知的

監督は『激突!』『ジョーズ』『E.T.』『ジュラシック・パーク』『シンドラーのリスト』『プライベート・ライアン』『マイノリティ・リポート』『ターミナル』『ウエスト・サイド・ストーリー(2021年)』のスティーブン・スピルバーグ
脚本は『スターウォーズ 帝国の逆襲』『スターウォーズ ジェダイの帰還』『ボディーガード』『スターウォーズ フォースの覚醒』のローレンス・カスダン

冒険活劇の最高傑作
1981年公開作品を考慮すれば文句のつけようがない
素晴らしいの一言
VFXはなんじゃらほいの時代にこれだけの作品を作り上げたハリウッドに脱帽

ハリソンフォードは当時38歳くらいだろう
若い

『行け!南国アイスホッケー部』でもパロディー化された不朽の名作
あっちの方は育ちの良い健全な女子には全くおすすめできない
しかしこっちは全ての映画好きに観てほしい作品
ただ見てはいけない理由に関してはあっちの方がわかりやすい
聖櫃に関してはユダヤ人やクリスチャンじゃないといまひとつピンとこない

なぜか1936年
考古学者インディー・ジョーンズ教授の講義を受ける大学生は全て白人
そういう時代
宝探しを巡ってナチスと争う
多少主人公がアウトローでも敵がナチスなら正義になる欧米的思想

タイトルはなぜかレイダース
インディージョーンズではない
スターウォーズだってタイトルが変更されたのだからそろそろ『インディージョーンズ 失われたアーク』にするべきでないか
レイダースでは侵入者たちで主人公サイドも敵サイドもトレジャーハンターなんだからたしかにそうだがシリーズ化されてからは違和感がハンパない

久々の再会なのにいきなりヒロインに殴られる主人公
『トータルリコール』でも似たような場面を観たような気がする
強い女性とはそういうことではないだろう

焼け死んだと思われたヒロインは生きていた
しかし小猿は毒を喰らい死んだ
コメディーリリーフ的役割が期待できた猿が早々と退場してしまった
僕的にはこの作品の大失策といえる

アークによって敵が滅びる名シーンは何度見てもゾクゾクする
改めて言うが1981年の作品である

野川新栄