レイダース 失われたアーク《聖櫃》のレビュー・感想・評価
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音なしで見ても無茶苦茶オモシロい活劇力。
もはや冒険活劇映画の教科書みたいな扱いだが、改めて見直して、面白い映像しか撮らないぞ!とでも言わんばかりの画面の力に驚いた。といわけアクションシーンのほとんどが無声映画でも成立するんじゃないかと思うくらい、一切説明に頼っていない。宝探しのロマンとカラリとしたユーモアのバランスもちょうどよく、それでいて時折スピルバーグらしい過剰なホラー描写が入り込んでくるのもいいスパイス。そしてやはりこの映画のカレン・アレンはシリーズ屈指のヒロインであり、唯一2度登場した女性キャラであることも納得。一作目でこれだけ男性に引けを取らないキャラが描けていたのに、なぜ二作目はああなった?というのは、スピルバーグの女性観を考える上で興味深い資料でもある気がする。
Ultimate Adventure Flick
This movie is spoofed and referenced so often, you will go decades without watching and it's still playing on the back of your eyelids. In hindsight I am surprised people were so upset about Indie escaping a nuclear explosion in a lead-lined refrigerator in Crystal Skull—anything in this movie is just as ridiculous. Harrison Ford really is one the most entertaining figures in movie history here.
インディアナ・ジョーンズ生涯最大の謎と冒険
感想
3000年前、預言者モーゼを介して神と人間との間で交わされた十の教訓を石板に記し納めていた謎の力を持つとされる聖なる櫃ぎArk(アーク聖櫃)を巡り、歴史的財産を狙う各国の考古学者やオカルティズムを信奉するナチスドイツとの争奪戦を描く、記念すべき大ヒットシリーズ第一作。
1936年南アメリカのジャングル。各国のトレジャーハンターと日々歴史的遺産の争奪を繰り返し、革コートにクラッシャブルハットを身に纏い、華麗な鞭捌きと複雑精緻なる構造の遺跡の仕掛けを解き証しながら誰も辿り着けなかった奥地にある神殿に安置される黄金の神像を苦労して入手するもフランス人トレジャーハンターのベロックに横取りされてしまう男。
その男の名はインディアナ・ジョーンズ。
アメリカ合衆国の大学の考古学教授でもある彼は歴史的文化財保護条約に基づき入手した財宝などを研究のため自身で確認調査した後に大学を通じて博物館に寄贈する事を行っている。
トレジャーハンターとの財宝の争奪戦は命の危険が伴う行動であるが、持ち前の高い情報収集能力と運動能力、並外れた行動力、また咄嗟の出来事に対しての思いもつかない直感的判断力により数々の謎解きや仕掛けられたトラップを解除する事に成功していく。
ある日インディの元にアメリカ陸軍情報部の関係者が訪れ、あるナチスドイツのカイロ発ベルリン宛の極秘情報無線を傍受した事を伝えられる。ナチスはヒトラーの命によりトレジャーハンターを雇い世界中の宗教的遺物を収集させているという。無線内容は「カイロで発掘作業中、タニスの調査に進展。ラーの杖のメダルを所有するレイブンウッドを探せ」というものであった。
タニスとはArkがあるとされる町の名前である事をインディは説明する。さらに神との十戒を記した石板はモーゼにより割られたが、その破片をヘブライ人がArkに納めエルサレムの神殿に安置していたがいつの間にか無くなった。だか、エジプトの王が紀元前980年頃エルサレムに侵攻した時にArkを持ち去りタニスの魂の井戸に隠したとされる。しかし王が帰国して1年後、死の呪いにも罹ると言い伝わるArkとタニスの町は砂嵐に埋もれて跡形も無く消えた事を説明する。
謎に満ちたArkを探し求め、レイブンウッドの最後の消息先であるネパールに向かうインディ。そこでナチスの妨害工作を受けるも、因縁の婚約相手であるマリオン・レイブンウッドと再会。師匠のレイブンウッド博士は死んだ事を知らされる。父親からマリオンに託されていたラーの杖のメダルを手に入れ、一路エジプト、カイロへ。友人で協力者であるサラーの力を借りてナチス側を出し抜く形で魂の井戸を発見、Arkを発掘することに成功するが、ナチスの先兵となったフランス人考古学者ベロックとナチス発掘隊長デートリッヒにまたもやArkを横取りされる。サラーは今回のArkの取得に関してはいつもと違いよい顔はせず、「関わった者は呪われる話もあるので発掘をせずに遺跡ごと埋めてしまった方が良い」と提言するもインディは耳を貸さない。
カイロからベルリンへ空輸される事になったArkを奪還すべくあらゆる策を講じ四苦八苦の末に輸送機の破壊に成功するも、陸上と海上輸送に切り替わりさらに身体を張った追跡と熾烈な激闘が展開される。最終的にトラックごとArkの奪還に成功するインディ。カイロからロンドンへ向かう輸送船で束の間の逢瀬を過ごすインディとマリオン。
しかし翌日にはナチスドイツのUボートに輸送船は拿捕され三度ナチスに奪還されるArk。総統に報告する前にArkは神との通信が可能なる通信機と考えるベロックが主催して、どの様な力が宿っているのかを確認する事になりユダヤ式に則りArkの扉を開く儀式と映像記録を撮るために途中、地中海の孤島にあるナチスドイツの秘密基地に立ち寄る。決死の追跡によりこの場所にも辿り着くインディであったが、Arkを開ける催事場所に行く途中に対戦車砲を構えマリオンの開放Arkを破壊すると脅迫を試みるも「世界の謎であり歴史そのものであるArkを簡単に破壊出来るものなのか?やれるものならやってみろ!」とベロックに諭され、敢えなくナチスの軍門降り捕まってしまう。
儀式はナチスドイツタニス発掘調査隊全員と責任者であるデートリッヒと秘密警察のトート、そしてベロックにより総統報告用に記録映画撮影も行ないながら実施されるが、Arkの中からは想像を絶する魑魅魍魎とした悪霊にも似つかないエネルギー体が放出されベロックの目を通じてその場にいて儀式を見ていた人間全員に伝播して凄惨な死を遂げ、遺骸も撮影機材もエネルギー体と炎により破壊し尽くされたうえに砂と塵となり全てが消え失せてしまう。
インディはマリオンと共に束縛されていたが、インディは目を開けてその状況を見てはいけないと咄嗟に判断し、目を閉じるようマリオンに指示する。その言いつけを素直に信じて目を瞑ったままのマリオン。二人にエネルギー体は取り憑く事無く、上空高く浮上した蓋は放出されたエネルギー体が再びArkの中へ取り込まれると同時に覆い被さるように上に乗り元の形に戻った。何も無くなった場所で目を開け生きている事を確認し合う二人。目の前には光り輝くArkが残されていた。
結果としてアメリカ本国に運ばれたArk。インディはワシントンの秘密情報部に呼びだされ、国に大いに貢献したと感謝されるが、Ark自体は絶対安全な場所に厳重保管される決定を政府として決断したとされ、内容の確認は政府で行ない、公開は一切出来ない事を伝えられる。インディとマーカスはあの凄まじい力は自分達が調査するべきだとして抗議するも訴えは聞き届けられなかった。納得のいかないインディはマリオンに「すごい価値がある物なのに。」と浮かない顔付きで語るもマリオンは「私は価値がある事はわかっている。奢るから一杯やらない?」とインディを誘い渋々従うインディ。
次の瞬間、Top Secret Do Not Openの表示がされている木箱に釘を打たれ蓋をされ、厳重に保管鍵をかけられるArkが写り、その木箱を押す作業員が広大な同様の木箱が山積みになっている倉庫の中に消えて行きエンドタイトルを迎える。
製作ジョージ・ルーカス
監督スティーブン・スピルバーグ
特撮ILM
脚本ローレンス・キャスダン
原作ジョージ・ルーカス
フィリップ・カウフマン
どこか懐かしい昔風のヒーローを現代に甦らせる事に成功した作品。話としては聖櫃が何なのかが全く謎のままで終焉している不可思議な物語になっている。まぁ本編自体が詳細な物語の整合性や物のディテールなども余り気にせず大胆に端折られてデフォルメされている展開なので気にしない方が単純明快で楽しめる。
主演したハリソン・フォードの人気は今作とスターウォーズシリーズで不動のものとなり大スターの仲間入りを果たす。
映像は
アクションシーンのてんこ盛り。これぞハリウッド・エンターテイメント!
音楽ジョン・ウィリアムズ
マーチ風の楽曲かカッコよく素晴らしい👍
初鑑賞1981年12月21日
新宿プラザ劇場
⭐️4.5
2024.09追記
小ネタがニクい
大仕掛けのアクションから小ネタのギャグまで、広いダイナミックレンジの物語の隅々まで作り込みが本当に上手いなぁ。昔観た時は気づかなかったのですが、キートンらのドタバタ無声映画以来の伝統がアップデートされてちゃんと引き継がれているんですよね。
ちなみに、剣を振りかざして「さぁ来やがれ」と構えた男に対して・・と、「ヌンチャクで拷問?」と思わせて実は・・のネタが僕は大好きです。
久しぶりに鑑賞
導入から良いですね
途中で大学のシーンを挟むのが探検一辺倒ではなくメリハリを付けていて良い
インドに行った辺りも良いし
テンポも良い
強いて言うならアークを見つける遺跡での冒険感がもう少し強く欲しかったくらいかな
でも脱出シーンは最高よ
やっぱり面白い‼️
初見は日本初公開時の映画館(新宿プラザ、1982年1月)だが、「こんなに面白い映画なのに、映画館がガラガラなのは何故?」と思うぐらい空いていた😅
映画タイトルが冒険活劇を想像できない「聖櫃」などというワードを使っていたせいかも知れない…(^^;
その後、VHS・DVDなどで何度も観ているが、久しぶりに鑑賞🎥
物語・エピソードなどを知っていることもあり、初見時ほどではないが、やはり面白かった😄
本作は、インディ・ジョーンズという個性的なキャラクターを生んだ記念碑的作品🌟
ムチを駆使して活躍する考古学者というのは、やはり斬新⚡
原作者のひとりであるジョージ・ルーカスがスティーヴン・スピルバーグに「こんな作品がある」と話して、スピルバーグが監督して良かった。
主演にハリソン・フォード、相手役にカレン・アレンをチョイスしたのも良かったと思う。個人的には相手役候補に挙がったエイミー・アーヴィング版を観たかった…😄笑
大玉ゴロゴロ、カーチェイス・アクション、蛇だらけ、聖櫃開けの特撮など見どころ満載だが、この映画の聖櫃開け特撮は黒沢清監督作『スウィートホーム』の特撮に影響を与えたのではないか……と勝手に思っている。
そして、やっぱりジョン・ウィリアムズの音楽が物語を盛り上げる🎶↗️↗️↗️
いろいろとツッコミどころはあるものの、やはり面白いエピソードの連続なので、娯楽映画の傑作と言ってよいだろう🙆👍
痛快ノンストップアクション
荒唐無稽なお宝探しを、ハリソン・フォードが熱演した大ヒットシリーズの一作目にして、最高傑作。
インディアナ・ジョーンズというキャラクターの面白さと、余りにも有名なアクション・シークエンスの数々。当時アブラが乗りきっていたスピルバーグと、ジョージ・ルーカスが手を取り合ったことでもファンを狂喜させた記念碑的作品。
のちの数多くのアクション映画が、この作品をお手本に撮られたように、ハリウッドがスタントに全力で取り組み、世界を牽引していった痛快ノンストップアクションです。
笑いあり、冒険あり、ロマンスあり、最高のテーマ音楽あり、と、およそ考えられる映画のお楽しみの全てが詰まっています。
まあ、それでも、今の映画のレベルから言ったら、特殊効果がややチープに見えたり、アクションの迫力が不足していたりと、残念な要素もありますが。
火事と喧嘩はナチの華。 80年代の始まりを告げたアクション映画の金字塔!✨
考古学者インディアナ・ジョーンズ博士の活躍を描くアクション・アドベンチャー『インディ・ジョーンズ』シリーズの記念すべき第1作。
1936年、大学で教鞭を執る考古学者兼探検家のインディアナ・ジョーンズは、強大な力を持つという”聖櫃”がナチス・ドイツの手に渡るのを防ぐため、ネパールにいる恩師の下を訪ねるのだが…。
監督は『JAWS/ジョーズ』や『ブルース・ブラザース』(出演)の、巨匠スティーヴン・スピルバーグ。
主人公インディアナ・ジョーンズを演じるのは『スター・ウォーズ』シリーズや『地獄の黙示録』の、レジェンド俳優ハリソン・フォード。
製作総指揮/原案は『アメリカン・グラフィティ』『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の監督で知られる、巨匠ジャージ・ルーカス。
第54回 アカデミー賞において、美術賞/音響賞/編集賞/視覚効果賞/音響編集賞を受賞!✨✨✨✨
スピルバーグ×ルーカスという、映画史にその名を刻むレジェンドがタッグを組んだ、アクション映画界のマスターピース!!
私観を承知で語らせてもらうが、70年代のアメリカン・ニューシネマ的な暗いノリを終わらせ、80年代のバカで明るい大味アクション路線を切り拓いたのが本作であり、後の映画史への貢献の大きさは他に類を見ない。
数多のパロディやパスティーシュを生み出しており、帽子とムチというインディの装備はもはやフィクションにおける探検家の正装といっても良いほどに定着している。また、大岩や毒蛇などのお馴染みのトラップも、やはりこの作品がその普及に一役買っている事は疑いようもない。
実は『インディ・ジョーンズ』シリーズをマトモに鑑賞するのは今回が初めて。…なんだけど、まぁ冒頭から観た事ある展開のオンパレード😅後の作品にパロられすぎた結果、これがオリジナルなのに既視感がすごいという逆転現象が起きてしまっている。
とはいえ、スピルバーグとルーカス、どちらか1人だけでもとんでもないエンタメ力を有しているというのに、それが2人になっちゃったもんだからもう大変!本作に詰め込まれているお楽しみ要素の質と量は後続の作品群とは比べ物にならない。1分に1回くらいの割合で物が燃えたり爆発したり銃をぶっ放したり殴り合いをしたり車が横転したり馬が走ったり…。こんなん供給過剰で中毒死するわっ!!∑(゚Д゚)
そして本作を鑑賞して感じた1番の驚きポイント。…それは悪趣味が過ぎるっ!!!
「子供でも楽しめる冒険活劇」というのはルーカスが得意とするジャンル。基本的にはスピルバーグもこの路線は大得意な訳だが、ルーカスとスピルバーグの決定的に違うところはその嗜虐性にある。
切られようが撃たれようが血も出なければ欠損もしないルーカスに比べ、スピルバーグの暴力はより過激。撃たれりゃ血は吹き出るし、モンスターに食べられりゃ身体はバラバラになってしまう。
「楽しませるためにはまず怖がらせる事が大事なんだよ〜〜〜ん」とでも言うように、スピルバーグの作品には恐怖と暴力が満ちているわけで、それは本作においても例外ではない。というかむしろ、ルーカス的なファミリー冒険活劇というフォーマットの中でそれが描かれている事で、よりバイオレンス性が際立っているように思う。戦争ものである『スター・ウォーズ』(1977)よりも断然こっちの方が戦争感があるよっ💦
串刺しになったり丸焦げになったりミンチになったり…。ナチスの命は紙より軽い。クライマックスシーンの人間液状化現象なんて、それ本当に必要っ!?と画面に向かって叫びたくなるほどの残酷さ。これを観てトラウマになっちゃった子供って結構いるんじゃなかろうか。
スピルバーグとルーカスがタッグを組んだ事で、ユルユルなアクションコメディでありながら残酷シーンはがっつり残酷という、なんだかよくわからない奇妙なバランスの映画が生み出されてしまった。この不思議な味わいこそが本作最大の魅力なのかもしれない。
興行的にも批評的にも大成功を収めた本作は、その後4作の続編映画とテレビドラマシリーズが作られる。
2作目の『魔球の伝説』からはタイトルに”インディ・ジョーンズ”と主人公の名前が入るようになる訳だが、この第1作目に入っていないのは元々はシリーズ化しようという考えがなかったからなのだろうか?
いずれにしろ、『レイダース 失われたアーク(原題: Raiders of the Lost Ark)』というタイトルは凄くぼんやりしていて一体何のことなのかさっぱりわかんない。続編から主人公の名前を冠するようにしたのはとっても英断だったと思います。
ちなみに、インディと一緒にジャングルの遺跡に入る現地人は『スパイダーマン2』(2004)のドクター・オクトパスで、エジプトの発掘王は『ロード・オブ・ザ・リング』(2001)のドワーフ、ギムリ。言われなければわからないが、言われてみると確かにそうだとわかる。アハ体験みたい。後に有名キャラクターを演じることになる俳優たちの若き姿を拝めると言う点も、この映画の見どころかも知れませんね。
※本作のお宝である〈聖櫃〉。チャールトン・ヘストンが高く掲げて雷がピカーっ!てなってるポスターでお馴染みのあれが入ってるやつ。
この十戒伝説って意味わかんなくないっすか?
神から授かった石版を、黄金の牡牛を囲んでどんちゃん騒ぎする民たちにキレて叩き割り、その場にいた人々を皆殺しにしたモーセ爺ちゃん。これぞ老害の極み!!怖い!ヤバい!
第一作は最高 二作目以降は…
そもそも"Raiders"とは侵入者とか略奪者という意味で、どちらかといえば悪者っぽいところが良かった。ナチに対抗したのも人道的な理由ではなくお宝の争奪戦に巻き込まれただけ。
気ままなトレジャーハンターが二作目でなぜか義理と人情に目覚めて子供たちを救うヒーローになってしまったのは残念。
私の中の子どもが目覚める。
冒険活劇。
子どもの頃、冒険といえばという土地を軽く押さえてくれる。
エル・ドラードの南米。
雪男のヒマラヤ≒ネパール。
ファラオのエジプト。
でも、今回はアーク。ユダヤ教/キリスト教がらみ。そうか、モーゼの出エジプト記か。
「儀式・祭壇」と聞いて、カトリック系のものを想像していたら、なんと、ユダヤ教のラビが出てくる。子ども心に戻った私は、ファンタジーの世界に没入して、この映画のエピソードをもとに、ヒットラーのユダヤ人虐殺の意味づけをしてしまいそうになる(笑)。否、これは架空の物語だってと私の中の大人が諫めるけれど。
そんな、物語にどっぷりつかりたくなるほど、好奇心が刺激される。
宝探しとなると、その宝に行きつくまでの道程も楽しみたいところではあるが、この映画ではあっさりと見つかり、宝を手に入れる攻防に時間が割かれる。最近の映画に慣れている身には、あの人実はとうがってしまうが、信は信、騙すライバルはライバルと判りやすいのも、子ども心には気持ちが良い。
CGはどのくらい使ったのだろうか?
工夫して実写したようなシーンが多いが。
今だったら、トライする人いるのかな?と言うより、許可が出ないだろう。
山小屋の火事の中でのシーン。
映写の角度で、インディの顔すれすれに火が迫っているように見えるのかな?まるで、『魔界転生』のクライマックスシーンを思い出させる迫力。
飛行場でのシーン。
プロペラが廻っていて、かつ飛行機は微動する。そして迫る炎。
回っているプロペラの近くで乱闘すれば…。だが、撮影している間だって、タイミング等を間違えれば大事故。よほど綿密なチームワークで撮ったのだろう。
トラックでの攻防を含めたカーチェイス。
ドイツ兵のスタントがすごい。フォード氏のダブルが危険なスタントをこなしているのだと思うが、どこでどう入れ替わっているのか、見分けがつかない。ふぅ。
そしてそんな活躍を見せるインディ。
大学教授にしては強い強い。でも、格闘等では押されている場面も。
危険なアクションも、「よっこらしょ」とか、「え、まだあんの?」「ふぅ」みたいな表情をのぞかせ、格好いいだけではなく、かわいい。
走って、泳いで、飛び降りて、綱上って…。お疲れ様と言いたくなる。
映像も夢を見させてくれる。
映画会社のロゴそっくりの山。『未知との遭遇』のデビルスタワーも思い出してしまう。
冒険とくれば、タランチュラ・蛇・ミイラ…。濡れた岩。乾いた砂。
壁に移る影。
夕焼けに映えるシルエット。
夜空を覆う雲、走る稲妻。
そして、オチ。この辺をはっきり見せない映画もあるが、冒険物語らしいオチで絞めてくれる。ラストも、次回を予感させて…。
最後まで手を抜かずにしつらえる。
インディと一緒に走ってきた私の子ども心もやっと一息。
”ジェットコースター・ムービー”確かに。
突っ込みどころもいっぱい。
なんで、あんな広い講堂で秘密の話?ステンドグラスがきれいでしたが。
レイヴンウッド博士は、あのメダルを持っていたのに、自分では探しに行かなかったの?
猿君の本当の飼い主ってあれだけ?
他にも他にも。
「美術品は美術館へ」と、理屈をつけて”良い人”として描かれているインディだが、
要は盗掘。という突っ込みは置いておいて。
一夜の冒険物語。
幼い頃に夢見た世界の広さを思い出させてくれる。
世界って、こんなにわくわくしたものなんだな。
35点
映画評価:35点
様々な作品に影響を与えた作品であり、
その要素が盛り沢山でした。
これぞ冒険、これぞ浪漫ですよね。
毒やら蛇やらトラップやら謎解きやら、
ジャングルやら神殿やら、
秘宝を巡っての追いかけっこ。
どれを取っても今に繋がってきます。
ただストーリーは全体的にぼんやりしていて、
令和の時代に見るには少しインパクトに欠けて感じました。
それは当然ですよね
この作品をベースにどんどん面白いものが生まれている訳なんですから。
私はアンチャーテッドというゲームが好きですが、まさにこのインディの進化系って感じです!
あとは個人的に気になってしまったのが、
恋愛要素(イチャイチャ要素)は不要に感じました。
最後の超常的なシーンも………
ちょっと理解出来なかったですし、
急に作品がショボくなってしまいますね(汗)
曲はスターウォーズ感あって、
今の時代聞いてもワクワク感ありますよね!
これぞ冒頭の武者震いみたいな!
ずっと敬遠していましたが、
見られて良かったです。
【2024.5.12観賞】
失われた聖櫃の襲撃者たち
題名では
ランボーは最初の流血
インディは襲撃者たちの
一人。
午前10時の映画祭で
数十年ぶりに再見すると
アークその物も主人公でした。
ラストシーンが好きです
あそこには
アマゾンの半魚人
火星人も箱の中に
いるはずです!
テレビの吹き替えでしか観たことなかったので、映画館で観られて嬉しい...
テレビの吹き替えでしか観たことなかったので、映画館で観られて嬉しい。さすがルーカス&スピルバーグの初タッグ作、何度観てもハラハラドキドキ、楽しい。若きハリソン・フォードがカッコいい。プロデューサーのフランク・マーシャルがナチスのパイロット役を演じてたのをエンドクレジットで発見!アカデミー賞美術賞、視覚効果賞、音響編集賞、編集賞、特別業績賞の計5部門受賞。
べロックがいい
午前十時の映画祭で数年ぶりの劇場鑑賞。
画質がイマイチで残念だったが、これぞスクリーンで観るべき映画。
白人種以外の描き方が差別的だったり、マリオンが乗ったと思われる車が爆発炎上するのをインディ・ジョーンズが呆然と見るだけで助けに行かなかったりと、違和感を感じる所もあるが、これほどまでに映画の面白さを存分に堪能できる映画は無いと思う。
お気に入りはポール・フリーマン演じるベロックで、頭が爆発して退場してしまうのが残念。続編の敵は全てイマイチだったので、ぜひ生き延びてインディ・ジョーンズの宿敵としてシリーズ登場して欲しかったなあ。
結局人から奪ったもの
こんなにvsナチ映画だったんだ。/『オッペンハイマー』を見た後となれば、悪を成敗するものは必ずしも善ではない、というアメリカの宿痾を感じさせ、単なる爽快な冒険譚とも見られないと思った。
ほぼ午後9時の映画祭
「砂の惑星」をついに!と思ったんだけれども、チケット買うときに見ちゃったのよ。このタイトルを!これはこれは…あのインディ・ジョーンズなのか。タイトルにインディ入ってないぞ。どうやらSEASON1には入っていないらしい。TOHOシネマズだったら、絶対午前10時からしか上映しないぞ。なんて貴重な!ハリソン君が若すぎてもはや別人。クライマックスのあの軍服に見覚えあるぞ。最終作のあの列車で。スピルバーグ監督なんて胸熱過ぎるし、1981年当時はVFX技術なんてないだろうから、リアルすぎて、めっちゃハラハラしながら見てました。seconddirectorでマイケル・ムーアの名前を見たような気が。あの近藤春菜?
ハリソン・フォードがとにかく若い
午前十時の映画祭14での鑑賞。第5作目は去年見ましたが、第1~4作目はテレビでも観たことがありません。よって今回初めて観る映画になります。
第1作目だけタイトルにインディ・ジョーンズの名前が付いていないんですね。1981年公開の作品とは思えないくらいのクオリティの高さ。そして大音量で流れるテーマ曲が良い。観てよかったと思える映画でした。
インディアナ・ジョーンズ
二作目「魔宮の伝説」は中1当時、友達と観に行ったが(同時上映はスター・トレック/ミスター・スポックを探せ)一作目「レイダース」は劇場スルー
午前十時の映画祭で今回、劇場初鑑賞
公開当時から約40年、まさに光陰矢の如し
ヒロインのカレン・アレン、いい味出してましたね(次作のヒロイン、ケイト・キャプショーは現スピルバーグ夫人に)
土曜の朝から劇場で「インディ・ジョーンズ」を観る幸せ、噛み締めましたオワリ!
場内終映後、拍手喝采! 21時の「午前十時の映画祭14」! シリーズ最高傑作を大音響大スクリーンで!
TOHOシネマズの「午前十時の映画祭14」が、本年度から「グランドシネマサンシャイン 池袋」でも上映開始!
やった!しかも、「午前十時の…」なのに21時から観れます!朝早起きしないで済みます!
さらにさらに、高音質大音量大スクリーンのBESTIA上映です!!
今から来年の「妖星ゴラス」「海底軍艦」が楽しみです!!!
それはさておき、記念すべき第1弾が「レイダース」!
観るっきゃない!
40年以上ぶりのスクリーン鑑賞!
同じ池袋文芸座で最初の映画版「スター・トレック」との夢の2本立て名画座鑑賞以来です。
いや~やっぱり面白かった!ワクワクしました!
終映後、場内は拍手喝采!
平日21時の大スクリーンだから満席には程遠いですが。
言わずと知れた正真正銘の監督スピルバーグと製作ルーカスが手を組んだ、スペクタクルアクションアドベンチャー娯楽大作。
シリーズ第1作。
モーゼの十戒が描かれた石板を納めた”聖櫃(せいひつ)”をめぐる謎を追う、トレジャーハンター考古学者の世界をまたに駆ける大活躍。
時は第二次世界大戦期、世界各国が舞台。
有名な”大岩転がし”などの遺跡でのトラップや、車・飛行機を使った追跡アクション、クライマックスの謎のVSFXスペクタクル描写などを、ユーモアを交えながら描く手腕はさすがスピルバーグの真骨頂。
ハリソン・フォードが若くてスマートで生きが良い!
脂の乗ったアクションと演技で、まさに適役です。
要所要所での、ジョン・ウィリアムズのおなじみのテーマ音楽も盛り上がる!
初期シリーズ三部作中もっともバランスが良く、一番面白いと思い大傑作です!
シリーズ最新作でも活躍のヒロインのマリオン(カレン・アレン)とサラー(ジョン・リス=デイヴィス)にも会える!
この機に是非映画館で!
もちろん、このあとの二作の上映も観ますよ!
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