「ハードルを上げすぎてしまいました。」ルパン三世　カリオストロの城　Mさんの映画レビュー（感想・評価）

やはりモーリス・ルブランの『怪盗紳士ルパン』シリーズをお読みに成ることをお奨めしますね。順序が後先になりますけど、ルブランの「ルパン」は180°設定が逆の〈紳士〉ですから、読んでいて違和感が無いんですよ。
その点『ルパン三世』はあくまで日本の漫画ですから(モンキー・パンチが〈三代目だったら、漫画だし本家から訴えられるような事も無いだろう〉で描き始めたマンガなんです)。
宮崎駿も、幼少期ルブランから入って(読んで)いるから『カリオストロの城』の初稿を書き上げるのに一週間掛からなかったそうですよ。
つまり配役上は『ルパン三世』を踏襲し、小説の「ルパン」の作風で物語を作ったから、あれだけの傑作になったのだと思います。

初見は劇場で何かアニメでない作品との二本立てだった記憶があります。何と組めば効果的か？インディ？スピード？冒険者たちも意外と良いかも。

こんにちは。岡田斗司夫氏のYouTubeでのカリオストロの解説を観ると上がったハードルと鑑賞後のギャップを埋めてくれると思いますよ。

あまりにも有名すぎて、見る側に力が入りすぎるのかも知れませんね。
何回も見てますが、一度は劇場で見てみたい作品です。