「誰もが知っている文句なしの大傑作」ルパン三世 カリオストロの城 といぼ:レビューが長い人さんの映画レビュー(感想・評価)
誰もが知っている文句なしの大傑作
カリオストロの城といえば金曜ロードショーのイメージ。
多分本作、日本国民で観たことない人は一人もいない(過言)
地元の映画館でリバイバル上映されていたので、テレビでは何度も何度も鑑賞したことがある本作を初めて映画館で鑑賞です。当然ですが、内容はほぼ知っている状態でした。
結論ですが、めちゃくちゃ面白い!!!!
初公開が1979年なので45年前。ほぼ半世紀前の作品です。しかしながら、ある種の新鮮さすら感じます。作画のクオリティ、アニメーションの迫力、声優陣の演技、100分に濃縮された綿密なストーリー。どこをとっても一級品です。本当に素晴らしかった。
宮崎駿監督の劇場アニメデビュー作ですが、やはり宮崎駿監督はアニメを愛し、アニメに愛された監督なのだと言うことが良く分かりますね。
もしこの映画をまだ観たことがない方がいらっしゃったら、今すぐにでも鑑賞してほしい名作です。
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世界を股に掛ける大泥棒のルパン三世(山田康雄)は、カジノから盗んだ大金が全て精巧に作られたゴート札という偽札だということに気付く。ルパンと相棒の次元大介(小林清志)はゴート札の秘密を探るために、ゴート札を製造していると目されるカリオストロ公国に訪れると、可憐な少女・クラリス(島本須美)が謎の男たちに追われているのを見掛け、咄嗟に彼女を助けるのだが……。
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日本で一番有名で、日本で一番鑑賞された映画は、おそらく本作なのではないかと勝手に思っています。今から45年も前に公開され、今なおリバイバル上映されたり毎年のようにテレビで放送されている映画って、多分本作くらいじゃないでしょうか。少なくとも私は他に思い浮かびません。
ここまで人気な理由は本作のクオリティの高さにあると思います。
ストーリーはたった100分の映画とは思えないほどの濃密なもの。映像は流石宮崎駿監督というべきか、作画が美しくて動きも滑らか。キャラクターは全員魅力的でキャラ立ちしていて、声優陣の演技もキャラクターに合っていて素晴らしい。どこをとっても、クオリティの高さは最高クラスです。
アニメ映画の中では日本映画史上に残る大傑作だと言うことは疑いようがありませんね。もしも観る映画に迷っていて、本作を鑑賞したことが無い方がいらっしゃったら、他の映画を後回しにしてでも本作をご覧になってみてください。間違いなく満足できる映画だと思います。オススメです!!