「「“Splendor in the Grass” 追悼ロバート・レッドフォード②」」リバー・ランズ・スルー・イット ひなさんの映画レビュー(感想・評価)
「“Splendor in the Grass” 追悼ロバート・レッドフォード②」
10月1日から10月9日、Bunkamuraル・シネマ渋谷でロバート・レッドフォード追悼上映 in 4K。
“Thank You, Robert Redford. Tribute Screening of The Way We Were and A River Runs Through It in 4K”
不世出の映画人レッドフォードに敬意を表し、長いフィルモグラフィーの中でも不動の人気を誇る、主演作『追憶 4Kリマスター版』と監督作『リバー・ランズ・スルー・イット 4Kリマスター版』を上映。
追悼上映企画のビジュアルの美しさから、企画担当のスタッフの想いが伝わってきました。(映画.com9月26日付ニュースに画像あり)
9月16日のレッドフォードの訃報を知って、映画を思い出しながらレビューアップしたのが偶然この2作だったので、うれしい追悼上映でした。
『追憶』公開時のレッドフォードは38歳、『リバー・ランズ・スルー・イット』公開時のブラット・ピットは30歳。
撮影時にはまだ20代だったブラピが、「レッドフォードの再来」と話題になったことを思い出しました。
モンタナの大自然、ブラックフット川のフライ・フィッシング、自由奔放な次男ポール(ブラット・ピット)の笑顔。
真面目な長男ノーマン(クレイグ・シェイファー)が父親(トム・スケリット)の書斎から聴こえてきた詩を共に口ずさむ、ワーズワースの「草原の輝き(Splendor in the Grass)」のように、全てが光り輝きそして戻らない、美しい映画でした。
『普通の人々』のフレンチトースト、『リバー・ランズ・スルー・イット』のオートミール、『クイズ・ショウ』のチョコレートケーキ。
レッドフォードの監督作で不思議と記憶に残っているのは、食卓の父親と息子の会話でした。
レッドフォード監督の優しい眼差しから、家族の日常への愛情が伝わってきました。
ラストシーンでは、幼い頃から映画の撮影現場に連れて行ってくれた父と、映画を観る楽しさを教えてくれた母に、感謝したくなりました。
(忙しくて映画館に行かれず、1人でAmazon Prime Videoで映画を観て楽しんでいる、ダンナ様にも少しだけ…)
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映画館で鑑賞
BS・地上波・配信で鑑賞
10月4日映画館で4Kリマスター追悼上映鑑賞
9月17日★★★★★評価
10月4日レビュー投稿
共感、コメントありがとうございます。
「追憶」の件。申し訳ありません。もう一度見てみます。けど、今、U-NEXTが使えないので、11月に入って見てみたいと思います。
結論から言いますと、現在生きていらっしゃる男はカインの子孫なのて、つまり、人間の持つ贖罪を意味している。と僕は考えています。
ですので、如何なる人生を歩んでいても、ユダヤ、キリスト、イスラムを信じている限り、ルーツであるカインが人を殺めたと言う贖罪を持っていると言う事です。
そんなふうに世界史の教師から習いました。
こんばんは〜。共感ありがとうございます。
確かに、配信などなかったら、テレビで特集組んでいますよね。
こちらの作品は、とてもきれいなので、映画館向きですよね。
素敵なご両親ですね😊
ひな様、共感ありがとうございます。ロバート・レッドフォードが亡くなったためリバイバル上映されているのですね。レッドフォードは監督作ももちろん良いのですが、初期の出演作がなんとも懐かしいです。「雨のニューオリンズ」とかね。アラン・ドロンと同じ年の生まれで古き良き二枚目でした。
ひなさま、コメントありがとうございます。
レッドフォードの演出は、気をてらる事なく、オーソドックスで、核心を外さない力強さを感じます。
この映画では、家族愛がとても素直に描かれていると思いました。
その象徴的な中心がブラット・ピットであるということが、私には喜びを感じます。
「追憶」とともに時々見たくなる映画です。
今回のレビューは、ひなさまの家族愛も感じられて、この映画に通じる暖かいレビューで感動しました。
ひなさん
共感ありがとうございました。
「普通の人々」「追憶」「モンタナの風に吹かれて」と関連作を観ていると、レッドフォードという俳優はプライベートでも実直で気難しく、そしてとても生真面目な“長男タイプ“だったんだろうなぁと僕は感じています。
だから、本作の中ではレッドフォード監督は本当はブラビではなく、日の当たらない地味な兄のほうに思いを寄せているように感じて仕方なかったですね。
つまり、はっきり言ってレッドフォードは弟役のブラビが生理的に嫌いで、自分自身が持っていないその明るさ、奔放さへの羨望もありつつ“弟的”なものへの断罪(と処刑)を描いているように思うのです。
僕自身が長男だからでしょうね。男兄弟の確執の関係を通してこの物語を観ると、そういういたたまれないものを感じます。
きりん
コメントありがとうございました。
上映館渋谷は横浜から電車1本でいける近い東京ですが、ワンコがいるので長時間家を空けるのが僕のなかで罪悪感があり、今回の4K上映は記憶から消しました。
ご覧になったとのこと、羨ましさと、レッドフォードへの追悼に感動しています。
リバー・ランズ・スルー・イット、ブラピがカッコいいとしか称されない映画ですが、オートミールのエピソードを語る人がいてあたたかく思います。
共感ありがとうございます。
大麦は馬の食べ物だ!頑としてオートミールを食べないのにちょっと笑いが。そういう考えもあるんですかね、自分も砂糖や牛乳掛けて食べるアレちょっと苦手です。ドロドロ・・・。