劇場公開日 1993年9月4日

「追悼レッドフォード、」リバー・ランズ・スルー・イット なかじwithみゆさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 追悼レッドフォード、

2025年9月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

幸せ

そう、私たちは川のほとりにいる。

若い時から観ているが、
もう還暦になっても軽々しく思えないレッドフォードの
真面目さがわかる作品。
(真面目・地味で70年代に時計が止まった感覚、なのかもしれない。
サンダンス映画祭開催で多くの斬新な映画を受け入れても
レッドフォード作品の創作の刺激にはならなかったようだ。
でも、それがレッドフォードのオリジナリティである。
エンタメにしないけど、
詩的であり文学的であり、宗教を説きながら、縛らない。
レッドフォードらしい作品である。)

いまだに、
ブラピ超カッコいい〜!
だけでは終われない。
勿論、どのシーンもブラピはカッコいいし可愛いし、輝きまくっている。
(外見だけではない、魂の輝き。
繋ぎ止めてはおけない、するりと抜ける輝く煌めきのような魂。)
そんな主人公だから、だ。

亡くなった弟を『釣りの名人だった』という兄に、
父が『あの子は美しかった』と。
そのシーンを観るたび、僕は腹の底が何かに絞られるように涙が出る。
レッドフォードはあの美しかった時代のアメリカ、
美しかった家族愛、
人に乱されても生き続ける自然の豊かさを
描きたかったのだろう。
神が創った神の恵みを。

もうすぐ、
きっと僕も、この映画のラストシーンのように、
人生の流れのさまざまな思い出のなか、身を静かに置くだろう。
おぼつかなくなった指先で、神の恵みを探すだろう。

なかじwithみゆ
ひなさんのコメント
2025年10月5日

なかじwithみゆさま
共感とコメント2件、ありがとうございました🙂

チョコレートケーキに続き、オートミールのシーンは、しっかり記憶に残ってました。

>もうすぐ、きっと僕も、
この映画のラストシーンのように、
人生の流れのさまざまな思い出のなか、身を静かに置くだろう。
おぼつかなくなった指先で、神の恵みを探すだろう。

忘れていましたが、おぼつかなくなった指先は、映画の冒頭とラストに登場しました。

冒頭では、この家族の物語を書いたのは長男ノーマンだと分かりました。
ラストは、ノーマンの親しい人がみんな亡くなって独りになったと分かって、涙が頬をつたいました。

『追憶』のレビューも、楽しみにしています🫡

ひな
ひなさんのコメント
2025年10月5日

なかじwithみゆさま🙂

ロバート・レッドフォード追悼上映で、『追憶』と『リバー・ランズ・スルー・イット』を観て来ました。

★評価だけだった『リバー〜』にも、ポンコツですが本文レビューを書いてみました🫡

ひな
ひなさんのコメント
2025年9月22日

なかじwithみゆさま
他作品に共感ポチをありがとうございます🙂

遅筆&長文なので、昨日深夜にようやく書き上げた『追憶』のレビューを、目をつぶってエイッとアップしました🫡

監督作の『リバー・ランズ・スルー・イット』のブラピを見た時は、レッドフォードの生まれ変わり!?と驚いたのを憶えてます🧐

ひな
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