リオ・ロボのレビュー・感想・評価
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オープニング・タイトルでのクラッシックギター弾き語りがとてもいい。
線路にグリースを塗って列車をスリップさせる。そして、スズメバチの巣を投げ込む。電線を抜いて兵隊を追い出し、金塊の貨車だけ奪う・・・静かな襲撃ではあるが用意周到、手が込んでいる。
捕まった大佐であったが、形成逆転、逆に南軍の盗人たちを捕虜にする・・・と、すぐに戦争終結。捕虜の二人と仲良くなり、あくまでも情報を売った裏切者を探すマクナリー。リオ・ロボ近くで殺人事件に巻き込まれ、女性一人と知り合い、捕虜だったコルドナと再会し、それぞれの目的でリオ・ロボを目指す。
ジョン・ウェインが歯医者で治療を受けるシーンがあるのですけど、かなり痛そう。他に血なまぐさいシーンが少ないせいだろうか。目的意識も弱く、因縁とか復讐とか泥臭い部分もそれほどないし、詰め込み過ぎの感もある。終盤は悪者ケッチャムを捕虜として保安官と対決するが、今度はコルドナが向こうの捕虜となる。捕虜交換の際、ベルトを抜くという小ネタがいい。なんだか盛りあがらない西部劇だ。音楽はジェリー・ゴールドスミスだけあって素晴らしい。
まだまだ枯れちゃいない!
南北戦争末期、北軍護衛の金塊輸送列車が南軍に襲撃された。戦後、北軍のマクナリー大佐は旧知の南軍のコルドナと共に、裏切り者がいるとされる無法の町“リオ・ロボ”に乗り込む…。
ハワード・ホークス監督&ジョン・ウェイン主演による1970年の作品で、ホークスの遺作。
THE娯楽作!
もっと硬派で男臭い内容かと思ったら、美女もいて、コメディ要素もあって。
巨匠も楽しんで撮ったのであろう雰囲気が伝わってくる。
強く逞しいアメリカの体現そのものだったジョン・ウェイン。さすがに老いは隠せない。
1970年代と言うと西部劇に終焉の陰が。
そんな枯れた頃に敢えて挑んだ王道西部劇。
冒頭の列車襲撃、クライマックスの銃撃アクション…。
まだまだ枯れちゃいない!
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