「ちょっと期待し過ぎた?」リオ・ブラボー 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと期待し過ぎた?
メキシコに近いテキサスの町“リオ・ブラボー”。殺人犯ジョーを逮捕した保安官チャンスは町の外へ連行しようとするが、ジョーの兄で町の有力者ネイサンが町を封鎖。連邦保安官が来るまでの間、チャンスは一癖ある仲間と共に対する。
ハワード・ホークス監督&ジョン・ウェイン主演による、1959年の西部劇史上に残る名作。
強く頼れる保安官、協力的な仲間や町人、歌あり恋あり決闘あり。
娯楽性豊かで、アンチ「真昼の決闘」として作られたという本作。
なるほど確かに王道西部劇の醍醐味充分だが、少々期待し過ぎ感も無きにしもあらず。
本来ならもっと緊迫感あってもいい設定の筈なのに、割とのんびりとした展開。
のんびりなのは雰囲気や登場人物も。
クライマックスの決闘も呆気ない。
ダイナミックなアクション西部劇と言うより情感たっぷりの人間ドラマ西部劇と言った感じ。
ちょっと物足りなさもあったが、楽しいのは楽しい。
ハワード・ホークスの言う所の“本物の西部劇”は味わえる。
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