「一応ハードボイルドか?」ランダム・ハーツ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
一応ハードボイルドか?
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早速、弁護士チャンドラーの遺族となる下院議員ケイを訪問。なにしろ妻を寝取られた男を演ずるハリソン・フォード。悲しみと困惑が同居して静かに喋るのだ。デイヴ・グルーシンの音楽がまた渋くて、ハードボイルドっぽさを醸し出す。こりゃ、恋愛が進行して、取り掛かってる殺人事件の犯人に殺されるというパターンかなぁ~と期待しつつ・・・だけど内務調査室なんだから、殺人事件なんて追うなよ・・・
どうしても妻の不倫のことを調べたくてしょうがないダッチ(フォード)。それに反して、今が幸せならいいじゃないのと主張するケイ。議員ということもあってスキャンダルが怖いんだろうけど、元夫と元妻が不倫してた事実のほうが問題だろうな~。遺族同士が慰めあって恋愛に発展するなんてのは自然なんだし。
しかし、エンディングは非常につまらん!これじゃ単なるメロドラマ。フロリダにアパートを借りていたはずだ!などと、ミステリアスな部分は結局マスコミのネタにされただけ。期待させるだけさせておいて、がっかりさせる作品だ。「共和党支持者に変えてみせる」なんて台詞は印象に残るのに・・・残念。
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